県議会の議案説明要旨 - 平成22年6月7日 - 1.「交流が盛んで魅力あふれる元気な石川づくり」について

◎ 「安心と希望あふれる生活先進県いしかわ」の創造について

1.「交流が盛んで魅力あふれる元気な石川づくり」について

私は、このような思いを胸に抱き、「安心と希望あふれる生活先進県いしかわ」の創造を目指し、まずは、当面の最優先課題である経済・雇用対策に総力を挙げるとともに、「魅力」、「活力」、「安心力」、「育成力」、そして「改革力」という五つの力で県政の推進にあたってまいりたいと考えております。

第一は「魅力」であり、「交流が盛んで魅力あふれる元気な石川づくり」であります。

北陸新幹線の金沢開業が四年後に迫ってまいりました。新幹線は本県の交流基盤の総仕上げであると同時に、希望の象徴でもあります。新幹線を本県が大きく飛躍する起爆剤としていくためには、まさにこれからが正念場であります。あと四年しかないという思いで、新幹線の開業効果を金沢のみならず、加賀や能登にも波及させていく取り組みを一層加速させていかなければならないと考えております。

同時に、新幹線開業を見据えた幹線道路の整備をはじめ、広域交流のための基盤整備を更に進め、加賀、能登、金沢それぞれの個性が輝く豊かで活力ある地域づくりを推進するとともに、「三大都市圏誘客一千万人構想」と「海外誘客十倍増構想」の実現に向け、更なる観光誘客の拡大に努めてまいります。

能登有料道路につきましては、早期無料化に関する地元住民の皆様からの要望を踏まえ、様々な検討を重ねてきたところであります。その結果、この度、建設に係る県から道路公社への出資金及び貸付金を放棄することで、無料化実施時期を前倒しし、川北大橋有料道路と田鶴浜道路を合わせて、平成二十五年四月に無料化することを決断いたしました。

これら県内三つの有料道路の無料化前倒しを、北陸新幹線金沢開業の約一年以上前に行い、広く全国にアピールすることで、新たな観光商品の造成などを促進し、新幹線開業と同時に、その効果を県内全域に波及させることにも繋がるものと考えております。

また、これに加え、能登有料道路を無料化するまでの間、中能登町以北三市四町の住民の皆様の料金負担を更に軽減するため、関係市町と連携し、これらの住民の皆様を対象に、横田料金所に加え、この八月から新たに上棚矢駄料金所を実質無料化することとしたところであります。

以上

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