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江戸中期~昭和20年代
石川県 (石川県立歴史博物館管理 金沢市出羽町3-1)
〔天狗眼鏡等の一部〕
県指定有形民俗文化財 昭和61年3月22日指定
本資料は、金沢市味噌蔵町で眼科医を営み、医療民俗学の研究で全国的に著名な長岡博男博士(1907~1970)の眼鏡コレクションである。眼鏡コレクションは全国でも数少なく、特に眼科医師であると同時に民俗学者の立場から検証され収集された本資料は評価が高い。また、このコレクションの江戸時代中期の眼鏡はそのほとんどが加賀藩内で使用されたもので、明治以降のものも郷土から発見されたものが多く、地域コレクションとしての性格も濃い。
このコレクションの中に、日本で最初期に属するオランダ眼鏡、天狗眼鏡があり、また、中国、韓国製の支那眼鏡、べっ甲・水牛角・馬爪製の他、水晶玉等材料の特殊なもの、頭痛押え・透し長手押え・琴路バナ・松葉バナ眼鏡など珍しいものが多く、眼鏡とその容器等の変遷を知るうえで、質、量ともに優れ、全国的にも貴重な資料である。
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