ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 県議会の議案説明要旨 > 県議会の議案説明要旨 - 平成18年6月8日 - > 県議会の議案説明要旨 - 平成18年6月8日 - 4 都心地区の魅力向上について
ここから本文です。
第四は、都心地区の魅力向上であります。
北陸新幹線の金沢開業を見据えた都心部における魅力向上は極めて重要な課題であります。特に、兼六園周辺は、各時代の様々な歴史、文化が集中する全国でも有数の地であり、これら先人の蓄積を適切に保存、再生、継承することにより、歴史的価値のある建物の保存と良好な景観の維持に努めることが、将来世代に対する我々の責務であると認識しております。旧県庁舎本館につきましても、歴史的外観を残しながら時代に合った利活用を図り、新たな文化を育んでいくことが重要であります。県庁跡地全体の活用方策につきましては、中央公園や金沢城公園との一体性に配慮した基本構想を策定することとしております。また、旧県庁舎本館北側部分については、早期に解体することとし、その設計に着手することとしております。
兼六園周辺の文化施設につきましては、「兼六園周辺文化施設活性化検討委員会」の提案も踏まえ、ソフト面での対応としては、「兼六園周辺文化の森ミュージアムウィーク」の開催や共同広報などにより、賑わいの創出を図ることとしております。
また、県立美術館につきましては、老朽化した設備の更新や収蔵庫の増築に加え、美術館の魅力及び利便性の向上の観点から、明るく開放的な要素を取り入れるなど、平成二十年秋のリニューアルオープンに向けた改修の実施設計を行うこととしております。
石川近代文学館につきましては、国指定重要文化財としての建物の特色を活かしながら、展示の刷新やフリーゾーンの設定など、更なる利活用を図るため、リニューアルに向けた展示計画の策定等に着手することとしております。
金沢城の復元整備につきましては、「金沢城復元基本方針検討委員会」の報告の中で「比較的条件が整っており、具体的に検討が可能」とされたものについて、復元整備計画をとりまとめたところであります。この計画に基づき、まずは、金沢城三御門の一つであり実質的な正門である「河北門」の復元に着手することとし、平成二十二年春の完成を目指し、埋蔵文化財調査及び基本設計、実施設計を行うこととしております。また、「いもり堀」につきましては、水堀化に向けた段階的復元のため鯉喉櫓台石垣の調査等を行うこととしており、できるだけ早期に着手できるよう検討を進めてまいります。併せて、石川門の保存修理についても、右側の太鼓塀から工事に着手することとしております。
以上
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
同じ分類から探す