県議会の議案説明要旨 - 平成14年6月11日 - 1 「安心」…安全で安心して暮らせる石川づくりについて

◎  二十一世紀の理念について

1  「安心」…安全で安心して暮らせる石川づくりについて

理念の第一は「安心」であり、「安全で安心して暮らせる石川づくり」であります。

先程も申し述べましたが、バブル経済崩壊後、国内経済は低迷し、社会システムは激しく変貌するとともに軋みも生じており、県民の間には、将来に対する漠然とした不安が生まれております。こうした時こそ、県民の皆様方が安心して働き、安心して家庭を築き、生涯を過ごせるような社会を創り上げることが最も大切なことだと考えております。このような認識に立ち、昨年九月には、石川県緊急雇用対策本部を設置し、短期職業訓練を拡充したほか、全国に先駆けて、中高年齢者の職場実習事業を実施するなど、離転職者に対する就職支援に力を注いでまいりました。その他にも、緊急雇用を創出する事業を実施してきたところであります。一方で、新規学卒者が就職できなかったり、または就職をしても早期に離職をすることが社会的な課題となっていることに鑑み、今後は、若年者に対する雇用施策についても充実強化を図っていきたいと考えております。

また、一段と進む少子・高齢化に対応するため、昨年三月に策定した「いしかわエンゼルプラン2001」に基づき、安心して子どもを産み育てることができる環境づくりを進めるとともに、バリアフリー社会の実現や介護保険制度の円滑な実施についても、これまで以上に積極的に取り組んでいるところであります。二十一世紀における石川型健康福祉社会の構築に努め、混迷する時代の閉塞感からくる県民の雇用、子育て、高齢者福祉等におけるセーフティネットの充実という願いに的確に応えてまいりたいと考えております。  

 

以上

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