ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 県議会の議案説明要旨 > 県議会の議案説明要旨 - 平成14年2月5日 - > 県議会の議案説明要旨 - 平成14年2月5日 - 5 良質な社会資本の整備について
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第五は、良質な社会資本の整備についてであります。
能登空港は、平成十五年七月の開港に向け順調に工事が進捗しており、この秋には、フライトチェックなど国の完成検査を受ける予定であります。また航空会社への就航要請につきましては、羽田空港の発着枠など難しい問題はありますが、利便性の高い航空路線の実現のため、県として可能な限りの支援を考えており、引き続き地元市町村や関係団体とともに働きかけてまいりたいと考えております。
小松空港では、今後の航空貨物量の増加に対応するため、本年度末の完成を目指し、国際貨物ターミナルの新上屋の整備を進めているところであります。また、航空業界を取り巻く環境には厳しいものがありますが、引き続き旅行代理店等の協力を得て、韓国フェアなどのキャンペーンを実施し、国内路線及びソウル便の利用促進に取り組んでいくこととしております。滑走路の修繕強化については、平成十四年度政府予算案に仮滑走路整備のための所要額が盛り込まれたところであり、早期実現に向け、引き続き関係機関に強く働きかけてまいりたいと考えております。
北陸新幹線につきましては、本年度を六十億円上回る四百五十億円の事業費が確保され、金沢・石動間には、本年度と同額が配分されております。しかしながら新幹線予算全体の減額が、ひいては富山以西の整備の遅れにつながってはならないと考えており、今後は、富山以西南越までのフル規格による一括認可と早期全線整備に向け、引き続き、沿線各県と連携を密にし、県議会及び関係各位のご支援をいただきながら、最大限の努力をしてまいりたいと考えております。
道路網の整備につきましては、県土ダブルラダー構想の実現に向け、高規格幹線道路や地域高規格道路、いしかわ広域交流幹線軸道路などの整備を推進することとしており、南加賀道路、金沢外環状道路海側・山側幹線、月浦白尾IC連絡道路、能登有料道路のゆずりレーンなどの整備をより一層促進することとしております。
電源立地につきましては、基本的には、地域振興に有効な政策の一つであると理解しておりますが、原子力発電所の立地につきましては、引き続き、住民の合意を最大限に尊重し、慎重に対応してまいりたいと考えております。
また、金沢港、七尾港で、本年七月二十日から二十八日までの九日間開催いたします第十七回「海の祭典」につきましては、平成九年のロシアタンカー重油流出事故を受け、日本海側に初めて配備される国土交通省の油回収船「白山」を一般公開し、回収作業の実演を行うほか、文化や伝統など本県の個性を活かしたものにするとともに、対岸諸国との交流や海にまつわる歴史を踏まえた多彩な事業を実施し、県民の皆様方に親しまれる祭典となるよう準備を進めているところであります。
以上
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