県議会の議案説明要旨 - 平成14年2月5日 - いしかわからの情報発信について

◎  主な施策の概要について

○  いしかわからの情報発信について

次に、いしかわからの情報発信についてであります。

「利家とまつ～加賀百万石物語～」の放送にあわせ、本県の風格ある歴史と重厚な文化を全国に情報発信する事業を実施することは先にも述べましたが、その他にも、加賀百万石博と十月に開催する全国生涯学習フェスティバルの会場間をシャトルバスで結び、両事業の相乗効果を図るとともに、県立美術館や歴史博物館でも「利家とまつ」をテーマにした企画展を行うこととしております。

また、昨年開館いたしました県立音楽堂では、これまで多彩な開館記念事業を順次実施し、多くの県民の方々に優れた演奏・公演等を堪能していただいているところであります。今後とも、本県の伝統と新たな文化の交流・発信拠点にふさわしい事業を展開し、県民の皆様方に愛される施設となるよう努めてまいりたいと考えております。

さらに、世界に開かれたくにづくりを目指す本県の国際交流に関しましては、石川県国際交流協会にある「日本語・日本文化研修センター」での研修が、海外より参加する大学から高い評価を得ております。来年度は、新たに専任の日本語教師を配置することにより、研修内容の更なる向上を図ることといたしました。

日本的な佇まいを残す町家において、本県の伝統文化に触れながら、県民と外国人とが自由に交流する施設として整備してまいりました国際文化交流施設を、この度「石川国際交流サロン」として、三月二十九日に開館することとし、更なる国際交流の推進を図っていくこととしております。

また、今月、ドイツで開催予定の世界一の規模を誇り、その年の流行を決めるとも言われている国際消費財見本市「フランクフルト・メッセ」の特別企画展に、日本関係者では初めての招待を受けましたので、この機会に本県の伝統的工芸品をアピールするとともに、今後、伝統産業工芸館においてもその一部を取り入れて、欧州有名陶磁器メーカーとの共同展示を行うなど、本県伝統的工芸品の新たな魅力を世界に発信することとしております。  

 

以上

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