ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 県議会の議案説明要旨 > 県議会の議案説明要旨 - 平成14年2月5日 - > 県議会の議案説明要旨 - 平成14年2月5日 - 2 県民生活の安全・安心の確保について
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第二に県民生活の安全・安心の確保についてであります。
依然として、県民の方々には狂牛病に対する不安が払拭されない状況であることから、県では、新たに飼料の適正な使用についての指導を強化し、検査体制もさらに充実するほか、牛の個体管理システムを早急に確立することによって、牛肉に対する信頼を回復したいと考えております。さらには引き続き、国に対し徹底した原因究明、感染経路の特定及び迅速な情報提供等を強く要望しているところであります。
また、先般発生いたしました雪印食品株式会社のいわゆる偽装牛肉事件は、表示ラベルの産地、品質や加工日を偽装するというあってはならない事件であり、食品に安全・安心を求める消費者の信頼を完全に裏切る許し難い行為であります。さらに、この事件に関して、県内の企業も捜査を受けたとのことであり、極めて遺憾であります。捜査当局に対しては、徹底した捜査を望むとともに、国に対しては、その原因究明と必要な再発防止策を強く求めていきたいと考えております。
また、昨年発生した一連の牛乳による事故では、風味の異常の原因特定に時間を要するとともに、原因を特定できなかった例もあったため、保健環境センターにおいて、迅速な検査法の開発や検査マニュアルの作成に取りかかることとし、迅速かつ的確に原因を解明する体制を整備したいと考えております。
本県の平成十三年の交通事故死者数は、全国が減少する中で増加に転じたため、来年度は、本県の交通安全対策を積極的に推進することとしております。具体的には、交通安全のスローガンやシンボルマークを広く県民から公募し、県民の交通安全意識の高揚を図るとともに、高齢者の方々を対象に、道路の横断を模擬体験できる講座も開催するなど県民運動として取り組むことといたしました。
また、かねてより国に対し要望しておりました警察官の増員については、この度五十名の増員を認められたことから、警察職員定数条例の改正をお願いするものであり、今後とも県民生活の治安の確保に努めてまいりたいと考えております。
廃棄物の適正処理については、研究会を新たに設置して、法制度の諸課題も含め適正な処理の方策を総合的に検討するとともに、不法投棄など不適正な処理の監視を強化するため、機動班を設置するなど廃棄物対策の充実を図ることといたしました。
以上
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