県議会の議案説明要旨 - 平成11年6月16日 - 1 科学技術文化を根づかせ、はぐくむための取り組みについて

◎  当初議会以降の進展について

1  科学技術文化を根づかせ、はぐくむための取り組みについて

以下、当初議会以降の進展を中心に、その主なものについて御説明申し上げます。

まず第一は、科学技術文化を根づかせ、はぐくむための取り組みであります。

本県の産業科学技術の振興方策をまとめた石川県産業科学技術振興指針の具体化を図るため、ベンチャー企業や創造的中小企業を技術、情報、資金面から総合的に支援する石川県産業創出支援機構が四月一日に発足いたしました。この機構は、産学官の連携のコーディネートや新産業の創出をリードし、振興指針に掲げた施策の推進母体として科学技術文化の中核的担い手の役割を果たしていくものであります。科学技術庁の地域先導研究として、先般採択された地域産業の発展に寄与する電磁波技術に関する研究につきましても、同機構での初めての産学官共同研究プロジェクトとして、大学や民間の試験研究機関とともに研究を進めることとしております。

また、辰口町のいしかわサイエンスパーク内に、いしかわクリエイトラボを四月に開設し、現在十七企業がこの施設を活用しております。これら企業が産業創出支援機構からのサポートはもとより、北陸先端科学技術大学院大学を初めとする学術研究機関との連携による研究開発を推進することにより、新世紀の本県産業を牽引する新しい産業が生み出されるものと期待をいたしております。  

 

以上

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