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平成30年度(第59回)石川県防災総合訓練を平成30年11月25日(日曜日)に宝達志水町において開催しました。当日は、103機関、約3,800人が参加しました。
今回の訓練では、主に以下のような訓練を実施しました。
(1)自主防災組織(防災士)などによる自助・共助の取り組み推進のための訓練
・住民避難訓練の実施
地震発生後、住民は避難所(相見小学校)に避難する。また、一部の住民は、家庭に備蓄している非常食等を入れた避難バッグを背負い、自宅から避難経路を確認しながら避難所へ避難する防災ピクニックを実施。
・学校施設利用計画に基づく避難所の開設・運営訓練の実施
相見小学校において、同校の学校施設利用計画に基づき、自主防災組織が避難所での生活に必要な要配慮者の居住スペースや炊き出し場所、救援物資の保管場所等を設けるとともに、車中避難者を含め住民の安否確認を行うなど避難所の開設・運営を実施。
・自主防災組織と連携した福祉避難所の開設・運営訓練の実施
特別養護老人ホーム第二宝達苑において、同施設の管理者が宝達志水町と協議して定めた施設利用計画に基づき、自主防災組織と施設管理者が連携し、避難所での生活が困難な要支援者の受入れや名簿の作成、救援物資の調達を行うほか、DMATや災害支援ナースが避難者の健康状態の管理を行うなど福祉避難所の開設・運営を実施。
(2)防災関係機関が連携した実践的な訓練
・消防、警察、自衛隊、DMAT等が連携した救助、搬送等訓練の実施
宝達志水多目的グラウンド等において、消防、県警、陸自、DMAT、県救助犬協会等が連携し、倒壊家屋等に取り残された住民の救出救助、医療救護、ヘリコプター等による搬送を実施。
・ドクターヘリによる重症患者の救急搬送訓練の実施
宝達志水多目的グラウンド等において、重症患者をドクターヘリにより石川県立中央病院へ救急搬送を行うとともに、機内において医師等による救命医療を実施。
・緊急災害対策派遣隊(TEC-FORCE)による被災状況把握訓練等の実施
被災状況をいち早く確認するため、北陸地方整備局の緊急災害対策派遣隊(TEC-FORCE)がヘリコプターを使用し、上空からの概括調査を実施するとともに、被災映像を宝達志水総合体育館に設置のモニターに伝送を実施。
・物資輸送拠点と避難所を結んだ物資輸送訓練の実施
民間物流事業者のノウハウを活用するとともに、仕分け作業の効率化を図るため、県トラック協会の倉庫を広域物資輸送拠点として開設し、宝達志水町が開設する地域内輸送拠点(生涯学習センター)に輸送を行い、宝達志水町が避難所へ物資輸送を実施。
(3)風水害に対応した訓練
・土砂災害警戒区域の住民を対象とした避難訓練の実施
土砂災害警戒区域の新宮地区では、土砂災害の危険性が高まったとして、区長の呼びかけにより、住民(高齢者)は避難所(生涯学習センター)に自主避難を行う。さらに、土砂災害警戒情報の発表に伴う宝達志水町からの避難勧告の発令により、住民は避難を実施。
住民避難訓練
避難所の開設・運営訓練
福祉避難所の開設・運営訓練
倒壊家屋・埋没車両からの救出救助訓練
応急救護所での医療救護活動訓練
ドクターヘリによる重症患者航空搬送訓練
緊急災害対策派遣隊(TEC-FORCE)による被災状況把握訓練
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物資輸送拠点と避難所を結んだ物資輸送訓練
土砂災害避難訓練 |
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