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平成29年度(第58回)石川県防災総合訓練を平成29年9月3日(日曜日)に金沢市において開催しました。当日は、106機関、約18,000人が参加しました。
今回の訓練では、主に以下のような訓練を実施しました。
(1)糸魚川大火を教訓にした火災防御訓練
・大規模火災対応訓練の実施
大和町広場において、住宅密集地域での火災を想定した放水及び飛び火延焼防止訓練を行うとともに、住民に対しても巡回広報を実施。
(2)自主防災組織(防災士)などによる自助・共助の取り組み推進のための訓練
・避難所の開設・運営訓練等の実施
千坂小学校において、防災士を中心に自主防災組織が地区住民の安否確認を行うとともに、女性の視点を踏まえた更衣室や授乳スペースを設けることなど、避難所における生活環境の質の向上を実施。
・福祉避難所の開設・運営訓練の実施
金沢市と石川県看護協会が連携し、避難所での生活が困難な要支援者のため、千木園に福祉避難所を開設するとともに、災害支援ナースが避難者の健康状態の管理を実施。
・防災ピクニックの実施
避難訓練の一環として、親子が家庭に備蓄している非常食や防災グッズ等を入れた避難バッグを背負い、自宅から避難経路を確認しながら避難所(千坂小学校)への避難を実施。
(3)熊本地震を踏まえた石川県地域防災計画の見直しに伴う訓練
・車中泊対応訓練の実施
熊本地震では、車中泊を含めた避難所外避難者の対応が課題となった。これを踏まえ、避難所(千坂小学校)近隣の東インター公園において、自主防災組織(防災士)が中心となって車中避難者の把握や情報提供を実施。
・物資輸送拠点と避難所を結んだ物資輸送訓練の実施
熊本地震では、広域物資輸送拠点が被災したため、支援物資の輸送に混乱が生じた。これを踏まえ、石川県では、民間物流事業者のノウハウを活用するとともに、仕分け作業の効率化を図るため、石川県トラック協会及び民間の倉庫を広域物資輸送拠点として開設し、金沢市が開設する地域内輸送拠点に輸送を行い、金沢市が避難所へ物資輸送を実施。
(4)防災関係機関が連携した実践的な訓練
・消防、自衛隊、DMAT等が連携した救助、搬送等訓練の実施
犀川緑地において、金沢市消防局、陸上自衛隊、航空自衛隊、DMAT、警察、石川県救助犬協会等が連携し、救出救助、医療救護、救急車による搬送を実施。
(5)北陸新幹線開業後の観光客増に対応した訓練
・観光客等の帰宅困難者対応訓練の実施
金沢駅において、観光客等をJR西日本、警察及び金沢市がもてなしドーム地下広場を経て、一時滞在場所の金沢駅周辺ホテルへの避難誘導を実施。
大規模火災対応訓練
避難所の開設・運営訓練
福祉避難所の開設・運営訓練
防災ピクニック
車中泊対応訓練
物資輸送拠点と避難所を結んだ物資輸送訓練
倒壊家屋、埋没車両等からの救出救助訓練 |
応急救護所での医療救護活動訓練
観光客等の帰宅困難者対応訓練 |
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