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今回の訓練では、県防災総合訓練と併せて緊急消防援助隊中部ブロック合同訓練を開催し、救出等の実践的訓練を充実させたほか、東日本大震災を受けた県地域防災計画の見直し等を踏まえ、主に以下のような訓練を実施しました。
(1)緊急消防援助隊による実践的訓練
・県外部隊等と連携した訓練の実施
緊急消防援助隊8県隊、警察、自衛隊、DMAT等が連携し、負傷者の救出訓練を行う。
(8県隊:石川県、富山県、福井県、岐阜県、三重県、静岡県、愛知県、埼玉県)
・冠水地区救出訓練の実施
津波により冠水した地区で多数の要救助者が発生している想定のもと、水陸両用車等の特殊車両を活用した救助活動を行う。
・緊急消防援助隊、消防団、自主防災組織が連携した訓練の実施
発災直後は消防団や自主防災組織が初期の救助活動を行い、部隊到着後は、部隊が中心となって重機等を使用した本格的な
救助活動を行う。
・消防車両等の空輸訓練の実施【15日に実施】
部隊を被災地に迅速に投入するため、航空自衛隊輸送機により、航空自衛隊小牧基地(愛知県)からのと里山空港へ、消防車両
や資機材、隊員を空輸する。
(2)津波対策訓練
・沿岸9地区を対象に住民の津波避難訓練を実施
浸水が想定される地区全てを対象に、住民の津波避難訓練を実施する。
浸水想定地区:宝立、上戸、飯田、直、正院、蛸島、三崎、日置、大谷
・小学校の児童を対象に津波避難訓練を実施
正院小学校から正院地区自主防災組織が整備した避難路を使って高台への避難訓練を実施する。
・緊急告知放送(ケーブルテレビ)や防災行政無線のほか、緊急速報メールにより、津波情報等の伝達訓練を実施
・海上を航行する船舶等への津波避難注意喚起や漂流者救助訓練を実施
(3)避難行動要支援者等を対象とした訓練
・避難行動要支援者名簿を活用した避難訓練を実施
正院地区において、県地域防災計画の見直しで盛り込まれた避難行動要支援者名簿を活用した避難訓練を実施する。
・福祉避難所の開設・運営訓練を実施
珠洲市と看護協会が連携し、正院小学校の避難所に福祉避難所を併設する。
・外国人被災者に対応した訓練
石川県国際交流協会が、外国人被災者に対し多言語による災害情報発信を行う際の支援拠点となる「災害多言語支援センター」
の開設・運営訓練を実施する。
・ペット同行避難者に対応した訓練
石川県獣医師会が避難所でのペットのトリアージや仮設救護シェルターへの収容を行う。
(4)自主防災組織主体の訓練
・避難所開設・運営訓練
自主防災組織が運営委員会を設置し、避難所内のニーズの聞取調査や女性の視点に配慮するなど実践的な避難所運営訓練を実施
(5)災害応援協定締結団体の参加の拡充
・石川県石油販売協同組合による燃料供給訓練
ライフラインが寸断した想定で、給油所が自家発電設備により給油機を稼働させ、タンクローリーに燃料を積込み、避難所である
正院小学校まで配送する。
県外部隊等と連携した訓練
冠水地区救出訓練
消防団、自主防災組織、緊急消防援助隊が連携した訓練
消防車両等の空輸訓練
沿岸9地区を対象とした住民の住民津波避難訓練
小学校の児童を対象とした津波避難訓練
津波漂流者救助訓練
ペット同行避難者に対応した訓練
自主防災組織主体の避難所開設・運営訓練 |
県石油販売協同組合による燃料供給訓練 |
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