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薬注棟の地下部には、凝集剤貯蔵槽、消毒剤貯蔵槽、中和剤貯蔵槽があり、それぞれの薬剤を各池に注入する注入ポンプがあります。
鶴来浄水場で使われる凝集剤は、水道用ポリ塩化アルミニウム(PAC)です。注入量は原水の濁度と流入量から制御コンピュータが計算し、着水井に注入ポンプより自動注入します。
消毒剤は、次亜塩素酸ナトリウム(NaCℓO-12%)です。最初に急速混和池に注入します。このことを、前塩注入といいます。次に沈でん池の流出部に注入します。このことを中塩注入といいます。最後に塩素混和池に注入します。このことを後塩注入といいます。この前塩、中塩及び後塩は、規定の塩素濃度になるように制御コンピュータが計算・制御し、注入ポンプにより自動注入します。
中和剤は、苛性ソーダ(NaOH)です。pHの調整剤として着水井に注入することになっています。
PAC貯蔵槽 |
次亜塩素酸ナトリウム貯蔵槽 |
苛性ソーダ貯蔵槽 |
PAC注入ポンプ |
次亜塩素酸ナトリウム注入ポンプ |
苛性ソーダ注入ポンプ |
施設・設備名 | 数 | 機能 |
---|---|---|
PAC貯蔵槽 (パックチョゾウソウ) |
3槽 | 水道用ポリ塩化アルミニウム(PAC)を貯蔵。 形式:角形密閉槽、材質:本体SS41、内部ゴムライニング。 容量:36立方メートル×2槽、72立方メートル×1槽。 |
PAC注入ポンプ (パックチュウニュウポンプ) |
7台 | 注入量は制御コンピュータが原水の濁度と流入量から計算し、着水井に自動注入している。平均注入量は、約100L/H。 前PAC注入ポンプ:大2台、小2台。運転1台。 後PAC注入ポンプ:1系1台、2系1台、予備1台。 |
(ジアエンチョゾウソウ) |
3槽 | 水道用次亜塩素酸ナトリウム(NaCLO-12%)を貯蔵。 形式:円筒立形定置式、材質:本体FRP、内部硬質塩化ビニル板。 容量:20立方メートル×3槽。 |
(ジアエンチュウニュウポンプ) |
12台 | 注入量は制御コンピュータで規定の塩素濃度になるよう計算・制御し、自動注入している。平均注入量は、約50L/H。(前・中・後塩合計) 前塩注入ポンプ:1系2台、2系2台 中塩注入ポンプ:1系2台、2系2台 後塩注入ポンプ:1系2台、2系2台 各1台運転、1台待機。 |
苛性貯蔵槽 (カセイチョゾウソウ) |
2槽 | 中和剤用苛性ソーダ(NaOH-20%)を貯蔵。 形式:屋内密閉形両面鏡、材質:本体ステンレス。 容量:18立方メートル×2槽。 |
苛性注入ポンプ (カセイチュウニュウポンプ) |
2台 | pH調整剤として着水井に注入する。平成22年度は注入実績なし。 |
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