ホーム > 連絡先一覧 > 石川県能登中部保健福祉センター > 腸管出血性大腸菌による感染を防ぎましょう!
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病原性大腸菌のうちベロ毒素を産生するものを腸管出血性大腸菌と呼び、出血性腸炎や溶血性尿毒症症侯群をおこすことがあります。代表的な菌型として O157、O26、O111などがあります。
この菌は牛などの反芻動物の腸管にいることがあり、ふん便に汚染された食肉から二次汚染し、あらゆる食品が汚染する可能性があります。人間に感染した場合、感染者のふん便からも感染が拡大しますので、十分な注意が必要です。
通常は感染してからおおよそ3~7日後に発症し、下痢、腹痛、発熱、血便、吐き気、おう吐がみられます。まれに溶血性尿毒症症侯群や脳症などの重篤な合併症がおこることがあります。
また、感染しても発病しない人もいますが、感染源になりますので注意が必要です。
下痢、腹痛などの症状のある方は、早めに医療機関を受診してください。乳幼児やお年寄りは重症化する恐れがありますので、気をつけてください。この病気と診断されたお子さんは登園登校を避け自宅で静養されるようお願いします。
トイレ、オムツの交換の後、調理、食事の前には必ず石けんで手を洗いましょう。周りに感染者がいる場合は消毒もしましょう。
使い捨てのビニール手袋を用い決められた場所で行い、交換後は必ず手指の洗浄・消毒を行いましょう。
感染者が使用した便座や触れた可能性のあるドアノブ、蛇口のつまみ、手すり、カーテンなどを消毒しましょう。
吐物や糞便で汚れた衣類等は他の衣類と分けて消毒・洗浄し、十分に乾燥しましょう。
感染者の入浴はシャワーだけにするか、入浴する順番を最後にし、感染者がつかった湯は直ぐに排水しましょう。
感染児は他の幼児と一緒にビニールプールで水浴しないようにしましょう。
食品を取り扱う方、乳幼児に接触する方が感染した場合、検便の結果が陰性になるまで就業してはいけません。
石けんと爪ブラシを使い 温水で丁寧に洗ってから消毒しましょう。消毒薬は逆性石けん又はアルコール(手指の乾燥が必要)がよいでしょう。
所定濃度の逆性石けん又は次亜塩素酸ソーダ、消毒用アルコールを浸した布で拭きましょう。[詳細は厚生労働省通知「感染症法に基づく消毒・滅菌の手引きについて」を参照]
逆性石けんの調整方法
感染者あるいは健康保菌者とされた場合、すみやかに保健所に連絡してください。
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