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医療機関で妊娠が確定したら、お住まいの市町の窓口に妊娠の届出を行い、母子健康手帳の交付を受けましょう。
母子健康手帳は、妊娠中からのお母さんの体の変化や出産の様子、健診結果や予防接種の記録など、妊娠期から乳幼児期までの健康に関する重要な情報が一つの手帳に記録できる大切な手帳です。母子健康手帳には、妊娠・出産・育児についての知識も記載されていますので、参考にしてください。
また、市町の窓口では、母子健康手帳の交付とともに、妊婦健診を公費の補助で受けられる受診票や、保健師等による相談、妊婦教室・両親教室の紹介、各種の情報提供などを受けることができます。
里帰り出産のために帰省する場合は、できるだけ早く帰省先の分娩施設に連絡するとともに、お住いの市町や帰省先の市町の母子保健担当に連絡し、母子保健サービスの説明などを聞いておきましょう。
県では、県外から里帰り出産のために帰省された妊婦さんを対象に、助産師によるサポートを行っています。
妊娠中は、普段よりいっそう健康や体調管理に留意する必要があります。
妊婦健康診査では、お母さんや赤ちゃんの健康状態を定期的に確認するため、身体測定や血液・血圧・尿などの検査をします。特に、貧血、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病などの病気は、お腹の赤ちゃんの発育に影響し、母体の健康を損なうことがあります。
妊婦健診を受けることで、病気などに早く気づき、早く対応することができますので、すこやかな妊娠と出産のためにも、必ず妊婦健診を受けましょう。
なお、妊婦健康診査を受ける際には、母子手帳交付の際にお住いの市町から発行された受診票を利用しましょう。
<妊婦健康診査の受診目安>
妊娠初期から23週まで | 4週間に1回 |
妊娠24週から35週まで | 2週間に1回 |
妊娠36週から分娩まで | 1週間に1回 |
出産前後は、身体や生活スタイルの変化などにより、不安を感じることがあります。
特に、出産後は、からだの変化だけでなく、ホルモンバランスや環境の変化などにより、気持ちが落ち込んだり、不安になったりなど、誰もが精神的に不安定になりやすい時期です。
妊娠中から、出産後の変化を知り、ゆっくりと休息ができるよう、ご家族と家事や育児の分担を話し合ったり、利用できるサービスを調べたりするなど、産後に向けて、こころの準備をしましょう。
妊娠初期は、赤ちゃんの成長はもちろん、お母さんの健康を維持するためにもとても大切な時期です。
しかし、外見からは見分けがつかないため、「電車で席に座れない」、「たばこの煙が気になる」など、妊婦さんにはさまざまな苦労があります。
マタニティマークは、妊婦さんが交通機関等を利用する際に身につけ、周囲に妊婦であることを示しやすくするものです。また、交通機関、職場、飲食店等が、呼びかけ文を添えてポスターなどとして掲示し、妊産婦さんにやさしい環境づくりを推進するものです。
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