エボラ出血熱について

エボラ出血熱

エボラ出血熱は、主として患者の体液等（血液、分泌物、吐物・排泄物）に触れることにより感染する疾病です。
これまでに、アフリカ中央部のコンゴ民主共和国、スーダン、ウガンダ、ガボンやアフリカ西部のギニア、リベリア、シエラレオネ、マリ、ナイジェリア、コートジボワールで発生しています。

令和４年９月２０日、世界保健機関（WHO）より、ウガンダ共和国においてエボラ出血熱が発生したとの報告がありました。

感染経路

• 主に患者の体液等（血液、分泌物、吐物・排泄物）に触れることにより感染します。
• 感染したサルなどの動物の血液、分泌物、排泄物、唾液などとの接触でも感染する可能性もあります。
• また流行地域の洞窟に入ることは、感染したコウモリと接触するおそれがあるため注意が必要です。

症状

• ２~２１日の潜伏期の後発熱、倦怠感、食欲低下、頭痛などの症状で始まります。その後嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状が見られます。
• 重症になると神経症状、出血症状、血圧低下などが見られ死亡することがあります。
• 致死率はウイルスによって異なりますが、高いものだと80-90％と報告されています。

渡航者の方へ

• 予防のワクチンはありません。 
• 感染が疑われる人や死亡した人との接触、流行地域での葬儀への参列、医療機関の受診などは可能な限り避けてください。
• 動物（コウモリ、霊長類など）も感染しますので、動物の死体に近づくこと、触ることも避けましょう。

関連リンク

• 厚生労働省「エボラ出血熱について」（外部リンク）
• FORTH「エボラウイルス病（エボラ出血熱）」（外部リンク）
• FORTH「ここに注意！海外渡航にあたって」（外部リンク）