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石川平野を潤す手取川七ケ用水は、古くから農業用水としてはもとより、生活用水、産業用水、河川機能を有するなど、地域の社会資本としての大きな役割を担うとともに、固有の農村文化を育んできました。その源となる大水門・隧道(トンネル)・給水口(明治36年完成)は現在も使用されており、平成26年に世界かんがい遺産に登録されました。
そこで、石川農林総合事務所、手取川七ケ用水土地改良区、流域の市町で組織する「七ケ用水地区管理体制整備推進協議会」は平成30年度より「世界かんがい施設遺産を学ぶヒストリーツアー ~水のトンネルを歩こう~」のイベントを開催し、地域住民に通常入ることのできないトンネル内を公開し、歴史的な施設を見学することで、七ケ用水の歴史や理解を一層深めていただく機会を設けております。
今年は10月16日(土曜日)に開催し、大人38名、子供13名、合計51名の参加者に施設を見学していただきました。
開会式 古宮公園見学
大水門見学 給水口からトンネルの中へ
トンネル内見学 給水口で記念撮影
建設業全体の技術力の向上を図ることを目的に、管内で令和2年度に完成した工事の中から施工技術や品質が優れており、他の模範にふさわしいとして、次の3件が農林水産部優良建設工事及び優良建設技術者に選ばれ、令和3年11月16日に所長表彰されましたので紹介します。
曲線部の施工 完成(暗渠部)
・施工地:野々市市堀内
・施工:株式会社堀建設
完成(路上部)
暗渠パイプ設置 土砂バケット
・施工地:白山市曽谷町
・施工:株式会社北野組
沈砂池の設置 仮設道、安全柵
・施工地:白山市尾添
・施工:株式会社山﨑組
・現場代理人:村下 修平
当日は、日頃からお世話になっている普及指導協力委員や白山石川農業振興協議会会長、石川農業青年会議会長をはじめ、JA・市など関係機関にも参加いただき、種子産地が置かれている現状や課題等について、当事務所の担当者が説明しました。
当管内では、主食用米の需要減少に伴う米の価格低下に対応するため、積極的に大豆・大麦の作付拡大による水田フル活用を進めています。
しかし、栽培の原点とも言える種子用大豆生産については、生産者が高齢化する中、食用大豆に比べ手間がかかる割に収益が上がらないなどの問題から、作付けは減少傾向となっています。
現地研修参加者からは、「現在、生産者は何名いるのか」「製品率が下がる原因は何か?」などの質問があり、産地側のJA担当者からも、県内唯一の大豆種子調製施設を抱える苦労話が聞かれるなど、有意義な研修となりました。
今後も大豆の需要はますます高まることが見込まれており、県内種子生産量の大半を占める当産地からの安定供給無くして、生産拡大の実現は困難です。
これを機に、種子を生産する側、使う側、これらを支援する関係機関・団体が一体となった取組みによる安定供給体制づくりを進めていきたいと考えています。
現地研修 (担当者説明)の様子 大豆栽培風景(7月撮影)
県では子供に林業や森林についての理解を深めてもらうため、いしかわ森林環境税を活用した「いしかわ森林環境実感ツアー」を実施しています。
石川農林総合事務所では、この事業を管内の小学校2校に授業の一環として実施し、計125名の児童が管内の2ヶ所で見学を行いました。
その1ヶ所である林業試験場(白山市三宮町)では、立木の伐採を見学しました。間近での見学は迫力があり、児童に好評でした。
伐採した木を間近で観察
もう1ヶ所の見学場所である、あさひ木材株式会社の工場(白山市水島町)では、加工機械の見学および木材の加工体験を行いました。加工体験では児童がハンマーを使った木組み、かんな掛け等を体験し、木材に触れることで加工のしやすさや匂いといった木材の長所を体感しました。
ハンマーを使って木組みを体験
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