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インフルエンザウイルスが原因で起きる急性呼吸器感染症です。
インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型があり、現在世界で流行しているのはAソ連型、A香港型、B型です。
インフルエンザウイルスは流行を繰り返すごとに毎年のように変異株が出てきます。特にA型は多くの変異株があります。その年にどの型のインフルエンザが流行するかという予測は世界的規模での発生の様子を分析して行われています。
また、インフルエンザウイルスは、およそ10年~50年に1度の割合で突然変異を起こし、世界的な大流行を引き起こしています。近い将来、新型ウイルスの大流行が起こるのではないかと危惧されています。
インフルエンザウイルスは、インフルエンザにかかっている人が咳やくしゃみなどをしたときに、気道の分泌物と共に空中に飛散し、それを別の人が吸入することにより感染します。
ウイルスで汚染された手指から感染することもあるといわれています。
のどの痛み、鼻水、鼻づまりなどの風邪症状の他に、38度~40度以上の高熱や悪寒、頭痛、筋肉痛、関節痛など全身症状が出て、急激に発症するのが特徴です。発熱は普通1週間程度続き、下痢や腹痛などが起こる場合もあります。
主な合併症として、肺炎、気管支炎があり死亡原因の大きな要因になっています。
乳幼児で気をつけなければいけないのは脳炎、脳症です。お茶、ジュース、ミルクなどの水分を取ってもすぐに吐いてしまったり、けいれんを起こしたときは速やかに医療機関に受診する必要があります。
インフルエンザに抵抗する体力を付けるために、睡眠、休養を十分とりましょう。また、栄養的にバランスが取れた食事を3食きちんと取るよう心がけましょう。
外出後、食事前などこまめに石鹸と流水で手洗いを行いましょう。また、外出後はうがいをしましょう。これは、かぜの予防にもなります。
厚着は不必要な発汗を促し、そのままでいると体温低下の原因ともなりますので避けましょう。
インフルエンザは湿気に弱いので室内では加湿器などを使って適度の湿気を保ちましょう。
冬の乾燥期には、のどの保温と湿度を保ち、気道粘膜を保護するために外出時マスクをするのも効果的です。
流行期には、人の多い場所は避けるようにしましょう。
インフルエンザワクチンは、ウイルスの感染やインフルエンザの発症を完全には防ぐことはできません。しかし、高齢者や基礎疾患(心疾患、肺疾患、腎疾患など)を持っている方などの重い合併症(肺炎など)の出現や、入院、死亡の危険性を軽減する効果が世界的にも広く認められています。
インフルエンザワクチンは接種してから実際に効果を発揮するまでに1~4週間ほどかかります。流行期前にワクチン接種を済ませるために11月頃に接種をするとよいでしょう。
平成13年度から高齢者のインフルエンザの予防接種が予防接種法の対象になりました。
65歳以上の方、60歳から65歳未満で心臓や腎臓、呼吸器などに重い病気のある方は、接種費用の一部が公費で負担されます(詳しくは、お住まいの市町村にお尋ね下さい)。
インフルエンザの予防接種は強制されるものではなく、自分の意志で受けていただきます。
また、予防接種法の対象外の方も今までどおり接種費用を自己負担して予防接種を受けることができます。
なお、インフルエンザワクチンの製造過程で孵化鶏卵を使っているため、重篤な卵アレルギーのある方はワクチン接種をさけるか医師とご相談下さい。
早めに医療機関に受診して治療を受けましょう。
(抗A型インフルエンザ薬のアマンタジン、抗A・抗B型インフルエンザ薬のザナミビル、リン酸オセルタミビルについて治療が保険適用になっています。これらは発症後40~48時間以内に服用しないと効果がないとされています。)
安静にして休養を取りましょう。
こじらせないためにも、人にうつさないためにも家でゆっくり休養を取ることが大切です。
その他に、部屋の湿度を保つよう気をつけましょう。乾燥はインフルエンザウイルスが増えるのに最適の環境です。
また、お茶、ジュース、スープ、おみそ汁など何でも良いので水分を十分に取りましょう。
子どもにアスピリンを含有した解熱剤やかぜ薬を服用させるとライ症候群(急性脳症の一種で重篤な病気)になる危険性があります。また、解熱剤によっては急に体温や血圧の低下を引き起こすこともあるので自己判断で薬を使うことはやめましょう。
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