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たばこを吸わない人が、いろいろな場所で自分の意志とは関係なくたばこの煙を吸わされていることを「受動喫煙」と呼びます。
たばこの煙は、喫煙者が吸い込む「主流煙」と、火のついた部分から立ち上る「副流煙」とに区別されます。
主流煙と副流煙では含まれる成分が異なり、副流煙の方が刺激が強く発がん物質などが多く含まれています。
有害物質 | 副流煙に含まれる量 |
---|---|
ニコチン | 主流煙の2.8倍 |
一酸化炭素 | 主流煙の4.7倍 |
アンモニア | 主流煙の46.0倍 |
タール(注) | 主流煙の3.4倍 |
(注)ベンツピレンなどの発がん物質を含む
受動喫煙が健康を害することが最近ますます問題とされるようになっています。
喫煙者はたばこの害を知りながらも自分の判断で喫煙していますが、たばこを吸わない人は自分の意志とは関係なくたばこの煙を吸わされています。子どもも含めて非喫煙者を受動喫煙の害から守るため、公共の場所や乗り物の中、職場、また家庭でも分煙や禁煙等の対策を考えていく必要があるでしょう。
喫煙は本人の健康を害するだけでなく、たばこから出る煙でまわりの人の健康も害します。
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