新石川県立図書館移転整備
旧図書館が抱えていた老朽化・狭小な閲覧スペース・書庫の分散・駐車場の不足・耐震性の不足などの問題を解決するため、十分な敷地面積が見込め、県内全域からのアクセスも良好な金沢大学工学部跡地に移転・建替を行いました。
「本のページをめくる」イメージの外観
経緯
- 平成28年度 基本構想
- 平成29年度 基本設計
- 平成30年度 実施設計
- 令和元年度~4年度 整備工事
- 令和4年7月16日 開館
建物概要
- 敷地面積 32,878平方メートル
- 建築面積 7,291平方メートル(うち本体建物 5,951平方メートル)
- 延べ面積 22,721平方メートル(うち本体建物 22,273平方メートル)
- 地上4階、地下1階
- 高さ14.682m
- 開架冊数 約30万冊
- 書庫収蔵能力 約200万冊
- 閲覧席 約500席
- 駐車台数 約400台
工事概要
整備方針
- 内部中央に円形の段状の書架で構成された吹き抜けの大閲覧空間を配置し、その周囲に平面の閲覧室を設置
- 吹き抜け中央には、回遊性を持たせるブリッジを設置
- 1階と2階の前面には、文化交流エリア(屋内広場、だんだん広場、研修室、体験学習スペース、カフェ)を整備
- 1階には、年齢ごとにスペースを緩やかにゾーン分けしたこどもエリアを設置
- 2階には、待ち合わせや学習などに利用できるラーニングスペースを設置
- 3階上部には、吹き抜け空間を一望できるリング状の閲覧スペースを設置
- 地下に200万冊を収蔵する閉架書庫を確保
- 屋窓にハイサイドライトを設け、柔らかな自然光を屋内に取り込む
- こどもエリアの屋外には、石川の里山をイメージした屋外空間「おはなしの森」を配置
円形の大閲覧空間
こどもエリア