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金沢城の「歴史的文化遺産の保護と新たな文化資産の創造」を図るため、現存する「石川門」、復元整備された「河北門」とともに「金沢城三御門」と呼ばれる「橋爪門」の復元を行いました。
橋爪門は過去に3度の火災により焼失しており、今回復元する橋爪門は4代目として約134年ぶり復元したもので、「石川門」「河北門」「橋爪門」で取り囲む金沢城三の丸一帯の藩政後期の城郭景観が甦りました。
復元は、史実に添った本物志向で、設計段階より古写真、絵図、文献そして埋蔵文化財の調査による検証と、専門家の考察を十分に行って工事に着手しました。橋爪門は、高麗門形式の「一の門」、石垣と二重塀で囲まれた「枡形」、櫓門形式の「二の門」からなる枡形門で、枡形は城内最大の規模を誇ります。
「石川門」「河北門」とともに「金沢城三御門」と呼ばれ、二の丸御殿へ至る最後の門として、1階門部には番所が置かれ、通行に際しては最も厳しい制限がかけられ、また、二の門の床には、戸室石の敷石が敷かれているなど、金沢城の中で最も格式が高い門と言われています。
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