議案説明要旨（平成26年第5回県議会定例会） - 平成26年11月28日 - 北陸新幹線金沢開業に向けた準備について

◎北陸新幹線金沢開業に向けた準備について

本日、ここに、平成二十六年第五回県議会定例会が開かれるにあたり、最近の県政の状況と提案いたしました一般会計補正予算及び特別会計補正予算並びにその他の諸議案につきまして、その大要をご説明申し上げます。

はじめに、北陸新幹線につきましては、線路などの施設の安全性を確認する走行試験が終了し、来月にも、営業運転に向けた訓練走行が始まるなど、来年三月十四日の金沢開業に向け、準備が着々と進んでいるところであります。こうした中、先月、北陸新幹線の運賃と特急料金等が発表されました。これにより、旅行商品の造成などが本格化しているところであり、JRの開業PRと連携した首都圏等への情報発信や旅行会社への働きかけなど必要な準備を一層加速してまいります。

さらに、先般、新幹線開業を機に新たに運行される特急列車や観光列車の名称が発表されました。JR西日本が開業に合わせ運行する金沢・和倉温泉間の特急列車は「能登かがり火」に、来年秋から運行する観光列車は「花嫁のれん」に、また、のと鉄道が来年春から運行する観光列車は「のと里山里海号」となったところであります。金沢以西については、従来の特急に加え、新たに運行される金沢・福井間の特急列車の名称が「ダイナスター」に決定したところであり、これらの列車が新幹線で来県された観光客の方々を加賀や能登へと誘い、県下全域に開業効果を波及させることを大いに期待しているところであります。

金沢駅につきましては、先月、東口広場と西口広場をつなぐコンコースにおいて、伝統的工芸品を活用したリニューアル工事が着手され、石川らしい「しつらえ」により、多くの観光客の皆様を迎える準備が着々と進んでおります。

また、開業までの日数を刻むカウントダウンボードを、県庁をはじめ県内六ヶ所に設置したほか、明日には、これまで数回にわたり開催してきたフォーラムの集大成として、金沢で開業カウントダウンフォーラムを開催することとしており、開業気運のさらなる醸成につなげてまいります。  

  
 

以上

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