ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 県議会の議案説明要旨 > 県議会の議案説明要旨 - 平成13年2月27日 - > 県議会の議案説明要旨 - 平成13年2月27日 - 6 時代を先取りした産業構造への転換
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次は、時代を先取りした産業構造への転換についてであります。県内企業がビジネスチャンスを掴むためには自らの意欲が最も重要でありますが、行政によってその意欲を引き出す支援策も必要と考えております。このため、県内中小企業に対する支援として地域商工業活性化融資の一部限度額を引き上げるなど、引き続き、中小企業の金融円滑化にきめ細かな支援を行うこととしております。さらに、中小企業のIT化支援については、情報技術活用支援融資の対象を拡大するとともに、設備貸与・延払い貸与の利子補給制度において、IT分を設けることとしたほか、電子商取引の拡大を図るため中小企業振興協会や商店街組合等を中心に積極的に支援することといたしました。
また、ベンチャー企業の創出・育成を支援するため、IT分野を始めとした新分野への進出、新規創業等を行う有望なベンチャー企業に資金を供給する投資組合の設立を支援することといたしました。さらには、いしかわサイエンスパークでの研究開発施設の誘致促進を図るため新設・増設を対象とした新しい助成制度を創設することといたしました。この助成制度を活用しながら研究開発施設の集積を促進し、「いしかわクリエイトラボ」や建設中の「研究成果活用プラザ(仮称)」及び北陸先端科学技術大学院大学を核とした研究開発の拠点化を図ってまいりたいと考えております。
地場産業の高度化支援につきましては、繊維産業において産地の競争力強化を図るため、国において新たに創設する地場産業等活性化補助金に係る繊維枠を活用し、消費者ニーズに対応したものづくりを支援することとしております。また、伝統産業につきましては、伝統産業工芸館において新たな暮らしの提案を行うためのリニューアルを実施するほか、新たに欧州において企画展示会を開催するなど、一層の振興を図ることとしております。
さらに、職業能力開発につきましては、産業構造の変化の中で多様化するニーズに即応するため、今回、小松高等技術学校の整備に向けた基本設計に着手するとともに、労働情報センターに職業能力開発に関する情報提供・相談事業を付加して、新たに本年四月にオープンする職業能力開発プラザの運営に万全を期することとしております。
以上
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