ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 県議会の議案説明要旨 > 県議会の議案説明要旨 - 平成13年2月27日 - > 県議会の議案説明要旨 - 平成13年2月27日 - 4 安全で安心な暮らしを支える基盤整備
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二月十九日に、県内で製造された牛乳に消毒剤が混入しているという絶対にあってはならない事故が発生したことは誠に遺憾であり、被害に遭われた方々に対しましては謹んでお見舞いを申し上げます。今回の事故は製造ラインにおける衛生管理上のミスであり、昨年六月に発生した大阪の乳製品による集団食中毒事件の教訓が活かされず、県民に被害が及んだことに憤りを感じざるを得ません。今後、このような事故が二度と発生しないよう国とともに徹底した原因の究明と再発防止の指導を行うこととしております。
一月十四日未明から降り始めた十五年ぶりの大雪は、加賀市から羽咋市までの平野部で短時間に大量の積雪となり、死傷者が出るとともに公共交通機関の運休、幹線道路の大渋滞等大きな被害をもたらしました。不幸にもお亡くなりになられた方々に対しましては心よりご冥福をお祈り申しあげます。県では、石川県道路雪害対策本部を設置し、緊急体制により幹線道路の交通確保に努めるとともに、県民除雪デーを実施し、生活道路や歩道等の除雪に地域の皆様のご協力を得たところであります。ここに改めて、県民の皆様のご協力に対し深く感謝の意を表するものであります。今回の雪害対策に関し、特に反省すべき点を踏まえて、県民への速やかな情報提供を行うため道路監視カメラの増設や雪情報提供システムの充実を図るとともに、関係機関との連絡体制や初動体制、情報の収集・提供体制についても更に一層の万全を期すための抜本的な検討を行うこととしております。
また、医療サービスの充実につきましては、能登北部の病院で緊急に妊婦、新生児等に高度治療が必要となった際、県の消防防災ヘリコプターを活用して県内の基幹病院に救急搬送する体制を整備するとともに、搬送先の基幹病院とデータを電送する母子医療支援システムを構築することとしたほか、へき地中核病院と金沢の高度医療機関をデジタル回線で結び、MRI画像等を電送して診療を支援するシステムを導入することとしております。
さらに、新県庁舎の完成にあわせて、被害状況等を迅速に収集する総合防災情報システムの整備に着手し、県民生活の安全、安心の確保に万全を期すことといたしております。また、新警察本部庁舎にも通信指令システム、交通管制システムを整備することとしており、県民の不安や不便を解消することといたしております。
以上
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