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番号 | 基準項目 | 基準値 | 解説 |
---|---|---|---|
1 |
有機物 (全有機炭素(TOC)の量) |
3 mg/L 以下 |
水中の有機物質を炭素の量で表したもので、有機物等の汚染の度合いを表します。有機物は、土壌に起因するほか、屎尿、下水、工場排水等の混入によっても増加し、水道水中に多いと渋みを生じます。 なお、従来は過マンガン酸カリウム消費量として測定していましたが、直接的指標になるとして本方法に変更されました(値は、ほぼ3対1で相関。)。 |
2 | pH値 |
5.8 以上 8.6 以下 |
酸、アルカリの液性を示すもので、0から14の数値で表されます。7は中性を表し、これより値が大きくなるほどアルカリ性が、これより値が小さくなるほど酸性が強くなります。 |
3 | 味 |
異常でないこと |
水の味は、地質又は海水、工場排水、化学薬品等の混入及び藻類等の繁殖に起因します。 |
4 | 臭気 |
異常でないこと |
水の臭気は、化学物質による汚染、藻類の繁殖、下水の混入及び地質等に起因します。 |
5 | 色度 |
5 度以下 |
水についている色の程度を示すもので、基準値以下であれば、ほぼ無色な水です。 |
6 | 濁度 |
2 度以下 |
水の濁りの程度を示すもので、基準値以下であれば、ほぼ透明な水です。 |
7 | アルミニウム及びその化合物 |
アルミニウムの量に関して、 0.2 mg/L 以下 |
環境中の分布は、地球表層部では金属中第1位の存在量であり、河川水中に比較的多く含まれています。また、アルミニウム化合物は、浄水処理における凝集剤として広く用いられています。浄水中に高濃度で含まれると白濁の原因となります。 |
8 | 鉄及びその化合物 |
鉄の量に関して、 0.3 mg/L 以下 |
河川水中に濁度に相応して含まれ、高濃度に含まれると異臭味(カナ気)や、洗濯物等を赤褐色に着色する原因となります。 |
9 | マンガン及びその化合物 |
マンガンの量に関して、 0.05 mg/L 以下 |
河川水中に濁度に相応して含まれ、浄水中に高濃度で含まれると、酸化されて黒色を呈することがあります。 |
10 | 亜硝酸態窒素 |
0.04 mg/L 以下 |
硝酸態窒素より非常に低濃度で、無機肥料、腐敗した動植物、生活排水、工場排水等に含まれています。高濃度に含まれると、幼児にメトヘモグロビン血症を起こすことがあります。 |
11 | 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 |
10 mg/L 以下 |
自然界に広く存在しており、窒素肥料、腐敗した動植物、生活排水、下水に多く含まれています。高濃度に含まれると幼児にメトヘモグロビン血症を起こすことがあります。 |
12 | 塩素酸 |
0.6 mg/ L以下 |
花火やマッチの火薬、除草剤等として使用されていますが、水道においては、主に消毒剤の次亜塩素酸ナトリウムの分解生成物です。 |
13 | 塩化物イオン |
200 mg/L 以下 |
地質、海水、下水、生活排水、屎尿等からの混入により検出され、高濃度に含まれると味覚を損ないます。 |
14 | フッ素及びその化合物 |
フッ素の量に関して、 0.8 mg/L 以下 |
自然界に広く分布し、主として地質に由来しますが、工場排水などによることもあります。適量摂取は、虫歯の予防効果があるとされていますが、高濃度に含まれると斑状歯の症状が現れることがあります。 |
15 | ナトリウム及びその化合物 |
ナトリウムの量に関して、 200 mg/L 以下 |
工場排水、海水、塩素処理等の水に由来し、高濃度に含まれると味覚を損なう原因となります。 |
16 |
カルシウム、マグネシウム等 (硬度) |
300 mg/L 以下 |
硬度とは、カルシウムとマグネシウムの合計量をいい、主として地質によるものです。硬度が、低すぎると淡泊でこくのない味となり、高すぎると硬くてしつこい味となり、適度に含まれるとこくのあるまろやかな味となります。また、硬度が高いと石鹸の泡立ちを悪くします。 |
番号 | 水質管理目標設定項目 | 目標値 | 解説 |
---|---|---|---|
17 | 残留塩素 |
1 mg/L 以下 (衛生上必要な措置として 遊離残留塩素0.1 mg/L以上) |
水道法では、水道水の衛生を確保するため、塩素等による消毒を行うことが定められており、残留塩素とは、水道水中に消毒効果のある状態で残っている塩素のことを言います。 |
18 | 亜塩素酸 |
0.6 mg/L 以下 |
原水中の一部の有機物質と消毒剤の塩素が反応して生成されます。 |
番号 | 参考項目 | 摘要 | 解説 |
---|---|---|---|
19 | 総アルカリ度 |
水質管理指標 |
水中に含まれる炭酸水素塩、炭酸塩、水酸化物等のアルカリ分の量を示すものです。一般に、河川水を凝集剤を用いて凝集する際は、このアルカリ分が一定(概ね10mg/L)以上必要(アルカリ分と反応して生ずる水酸化アルミニウムが凝集の役目)となりますので、基準はありませんが、凝集剤とアルカリ剤の注入指標として測定しています。 |
20 | 電気伝導率 | 純水は、電流をほとんど通しませんが、水中に塩類が溶解していると電流をよく通すようになります。この伝導率を電気抵抗の逆数(ジーメンス/cm)で表したもので、水中の溶解性物質と相関性があります。基準はありませんが、水中に通常と異なる物質が混入した場合、この電気伝導率が直ちに変化しますので、水質異常の発見に有効であるため測定しています。 | |
21 | アンモニア態窒素 | 飲料水中の濃度では、健康に直接影響がなく基準もありません。しかし、水源に生活排水や屎尿が混入した場合や、酸素が少なく還元状態となった場合は、検出されることがあります。また、水中にアンモニアが存在すると、塩素の処理や消毒効果に影響を及ぼします(塩素注入は、アンモニアの約10倍必要です。)。このため、水質汚染や塩素処理の指標として測定しています。 | |
22 | 硫酸イオン | 水中に溶解している硫酸塩中の硫酸分の量のことです。地殻中に広く分布しているため、自然水中には多少含まれています。化学肥料、硫黄泉、各種排水、海水等の混入により増加することもあります。浄水処理に硫酸系の凝集剤を用いると若干増加しますが、当初では用いていません。硫酸イオンが多量に含まれると水の味が悪くなり、鉄管などの腐食を促進する傾向があります。 |
番号 | 項目 | 基準値 | 区分 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|
基 | 1 | 一般細菌 |
1 mL の検水で 形成される集落数が 100 以下 |
病原生物 | 水の一般的清浄度を示す指標であり、平常時は水道水中には極めて少なく、これが著しく増加した場合には病原生物に汚染されている疑いがあります。また、消毒が有効に機能しているかの判断基準にもなります。 |
基 | 2 | 大腸菌 |
検出されないこと |
大腸菌は、糞便性の汚染指標として精度が高く、これを含む水は、糞便由来の病原菌に汚染されている疑いがあります。 | |
基 | 3 | カドミウム及びその化合物 |
カドミウムの量に関して、 0.003 mg/L 以下 |
重金属 | 河川水等に検出されることはまれですが、鉱山排水や工場排水等から混入することがあります。イタイイタイ病の原因物質として知られています。 |
基 | 4 | 水銀及びその化合物 |
水銀の量に関して、 0.0005 mg/L 以下 |
工場排水、下水等から混入することがあります。有機水銀化合物は水俣病の原因物質として知られています。 | |
基 | 5 | セレン及びその化合物 |
セレンの量に関して、 0.01 mg/L 以下 |
生体微量必須元素で、河川水にわずかに含まれます。鉱山排水や工場排水等から混入することがあります。 | |
基 | 6 | 鉛及びその化合物 |
鉛の量に関して、 0.01 mg/L 以下 |
鉱山排水や工場排水等の混入によって河川等で検出されることがあります。水道水中には含まれていませんが鉛管を使用している場合に検出されることがあります。 | |
基 | 7 | ヒ素及びその化合物 |
ヒ素の量に関して、 0.01 mg/L 以下 |
鉱山排水、工場排水等の混入によって河川水等で検出されることがあります。 | |
基 | 8 | 六価クロム化合物 |
六価クロムの量に関して、 0.02 mg/L 以下 |
鉱山排水や工場排水等の混入によって河川水等で検出されることがあります。 | |
基 | 9 | 亜硝酸態窒素 |
0.04 mg/L 以下 |
無機物質 | 硝酸態窒素より非常に低濃度で、無機肥料、腐敗した動植物、生活排水、工場排水等に含まれています。高濃度に含まれると、幼児にメトヘモグロビン血症を起こすことがあります。 |
基 | 10 | シアン化物イオン及び 塩化シアン |
シアンの量に関して、 0.01 mg/L 以下 |
工場排水等の混入によって河川水等で検出されることがあります。 | |
基 | 11 | 硝酸態窒素及び 亜硝酸態窒素 |
10 mg/L 以下 |
自然界に広く存在しており、窒素肥料、腐敗した動植物、生活排水、下水に多く含まれています。高濃度に含まれると幼児にメトヘモグロビン血症を起こすことがあります。 | |
基 | 12 | フッ素及びその化合物 |
フッ素の量に関して、 0.8 mg/L 以下
|
自然界に広く分布し、主として地質に由来しますが、工場排水などによることもあります。適量摂取は虫歯の予防効果があるとされていますが、高濃度に含まれると斑状歯の症状が現れることがあります。 | |
基 | 13 | ホウ素及びその化合物 |
ホウ素の量に関して、 1.0 mg/L 以下
|
自然水中に含まれることは希ですが、海水や火山地帯の地下水、温泉、ガラスやエナメル工場の排水等に含まれることがあり、これらの混入によって河川水で検出されることがあります。 | |
基 | 14 | 四塩化炭素 |
0.002 mg/L 以下 |
一般有機 化学物質 |
化学合成原料、溶剤、金属の脱脂剤、塗料、ドライクリーニング等に使用され、地下水汚染物質として知られています。 |
基 | 15 | 1,4-ジオキサン |
0.05 mg/L 以下 |
溶剤や有機化合物の安定剤などの用途に使用されるほか、非イオン界面活性剤等の製造工程において副生成し、洗剤などの製品中に不純物として存在します。 | |
基 | 16 | シス-1,2-ジクロロエチレン及び トランス-1,2-ジクロロエチレン |
0.04 mg/L 以下 |
化学合成原料、溶剤、金属の脱脂剤、塗料、ドライクリーニング等に使用され、地下水汚染物質として知られています。 | |
基 | 17 | ジクロロメタン |
0.02 mg/L 以下 |
||
基 | 18 | テトラクロロエチレン |
0.01 mg/L 以下 |
||
基 | 19 | トリクロロエチレン |
0.01 mg/L 以下 |
||
基 | 20 | ベンゼン |
0.01 mg/L 以下 |
||
基 | 21 | 塩素酸 |
0.6 mg/L 以下 |
消毒 副生成物 |
花火やマッチの火薬、除草剤等として使用されていますが、水道においては、主に消毒剤の次亜塩素酸ナトリウムの分解生成物です。 |
基 | 22 | クロロ酢酸 |
0.02 mg/L 以下 |
水道においては、原水中の有機物質と臭素及び消毒剤の塩素が反応して生成される消毒副生成物の一種です。 | |
基 | 23 | クロロホルム |
0.06 mg/L 以下 |
原水中の一部の有機物質と消毒剤の塩素が反応して生成されます。トリハロメタンの一種です。 | |
基 | 24 | ジクロロ酢酸 |
0.03 mg/L 以下 |
水道においては、原水中の有機物質と臭素及び消毒剤の塩素が反応して生成される消毒副生成物の一種です。 | |
基 | 25 | ジブロモクロロメタン |
0.1 mg/L 以下 |
原水中の一部の有機物質と消毒剤の塩素が反応して生成されます。トリハロメタンの一種です。 | |
基 | 26 | 臭素酸 |
0.01 mg/L 以下 |
小麦粉改良材や薬品・試薬精製に使用されますが、水道では、オゾン処理時や消毒剤としての次亜塩素酸生成時に不純物の臭素が酸化され、臭素酸が生成されます。 | |
基 | 27 | 総トリハロメタン |
0.1 mg/L 以下 |
原水中の一部の有機物質と消毒剤の塩素が反応して生成されます。クロロホルム、ジブロモクロロメタン、ブロモジクロロメタン、ブロモホルムの合計を総トリハロメタンといいます。 | |
基 | 28 | トリクロロ酢酸 |
0.03 mg/L 以下 |
水道においては、原水中の有機物質と臭素及び消毒剤の塩素が反応して生成される消毒副生成物の一種です。 | |
基 | 29 | ブロモジクロロメタン |
0.03 mg/L 以下 |
原水中の一部の有機物質と消毒剤の塩素が反応して生成されます。トリハロメタンの一種です。 | |
基 | 30 | ブロモホルム |
0.09 mg/L 以下 |
番号 | 項目 | 基準値 | 区分 | 解説 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
基 | 31 | ホルムアルデヒド |
0.08 mg/L 以下 |
消毒 副生成物 |
エポキシ樹脂塗料やアクリル樹脂塗料の原料として使用されていますが、水道においては、主に水中のアミン等有機物質と塩素やオゾン等の消毒剤と反応して生成される消毒副生成物の一種です。 | |
基 | 32 | 亜鉛及びその化合物 |
亜鉛の量に関して、 1.0 mg/L 以下 |
色 | 鉱山排水、工場排水等の混入や亜鉛メッキ鋼管からの溶出に由来して検出されることがあり、高濃度に含まれると白濁の原因となります。 | |
基 | 33 | アルミニウム及びその化合物 |
アルミニウムの量に関して、 0.2 mg/L 以下 |
環境中の分布は、地球表層部では金属中第1位の存在量であり、河川水に比較的多く含まれています。また、アルミニウム化合物は浄水処理における凝集剤として広く用いられています。浄水中に高濃度で含まれると白濁の原因となります。 | ||
基 | 34 | 鉄及びその化合物 |
鉄の量に関して、 0.3 mg/L 以下 |
河川水中に濁度に相応して含まれ、高濃度に含まれると異臭味(カナ気)や、洗濯物等を赤褐色に着色する原因となります。 | ||
基 | 35 | 銅及びその化合物 |
銅の量に関して、 1.0 mg/L 以下 |
銅山排水、工場排水、農薬等の混入や給水装置等に使用される銅管、真鍮器具等からの溶出に由来して検出されることがあり、高濃度に含まれると洗濯物や水道施設を青色に着色する原因となります。 | ||
基 | 36 | ナトリウム及びその化合物 |
ナトリウムの量に関して、 200 mg/L 以下 |
味覚 | 工場排水や海水または塩素処理等の水処理に由来し、高濃度に含まれると味覚を損なう原因となります。 | |
基 | 37 | マンガン及びその化合物 |
マンガンの量に関して、 0.05 mg/L 以下 |
色 | 河川水中には濁度に相応して含まれ、浄水中に高濃度で含まれると、酸化され黒色を呈することがあります。 | |
基 | 38 | 塩化物イオン |
200 mg/L 以下 |
味覚 | 地質、海水、下水、家庭排水、工場排水及びし尿等の混入により検出され、高濃度に含まれると味覚を損ないます。 | |
基 | 39 |
カルシウム、マグネシウム等 (硬度) |
300 mg/L 以下 |
硬度とはカルシウムとマグネシウムの合計量をいい、主として地質によるものです。硬度が低すぎると淡泊でこくのない味がし、高すぎると硬くてしつこい味となり、適度に含まれると、こくのあるまろやかな味となります。また、硬度が高いと石鹸の泡立ちを悪くします。 | ||
基 | 40 | 蒸発残留物 |
500 mg/L 以下 |
水中に溶解又は浮遊している物質の総量をいい、水の一般的性状を示す水質指標のひとつです。主にミネラルの含有量を示します。蒸発残留物の量が多いと苦味、渋味等が増し、適度に含まれると、こくのあるまろやかな味になります。 | ||
基 | 41 | 陰イオン界面活性剤 |
0.2 mg/L 以下 |
発泡 | 生活排水や工場排水等の混入に由来し、高濃度に含まれると発泡の原因となります。 | |
基 | 42 | ジェオスミン |
0.00001 mg/L 以下 |
におい | 水源湖沼等の富栄養化現象に伴い、これを産生するアナベナ等の藍藻類が大量発生すると原水に含まれることがあり、かび臭の原因となります。 | |
基 | 43 | 2-メチルイソボルネオール | 0.00001 mg/L 以下 | 水源湖沼等の富栄養化現象に伴い、ホルミディウムやオシラトリア等の藍藻類によって産生され、かび臭を発生します。 | ||
基 | 44 | 非イオン界面活性剤 |
0.02 mg/L 以下 |
発泡 | 界面活性剤のうちイオンに解離する基を持たない物質の総称であり、一般的には、洗浄剤や乳化剤等に使用され、これを多く含む水は発泡するなどの障害が発生します。 | |
基 | 45 | フェノール類 |
フェノールの量に換算して、 0.005 mg/L 以下 |
におい | 工場排水等の混入によって河川水等で検出されることがあり、微量であっても異臭味の原因となります。 | |
基 | 46 |
有機物 (全有機炭素(TOC)の量) |
3 mg/L 以下 |
味覚 | 水中の有機物質を炭素の量で表したもので、有機物等の汚染の度合いを表します。有機物は、土壌に起因するほか、屎尿、下水、工場排水等の混入によっても増加し、水道水中に多いと渋みを生じます。 なお、従来は過マンガン酸カリウム消費量として測定していましたが、直接的指標になるとして本方法に変更(値は、ほぼ3対1で相関)されました。 |
|
基 | 47 | pH値 |
5.8 以上 8.6 以下 |
基礎的 性状 |
酸・アルカリの液性を示すもので0から14の数値で表されます。7は中性を表し、これより値が大きくなるほどアルカリ性が、これより値が小さくなるほど酸性が強くなります。 | |
基 | 48 | 味 |
異常でないこと |
水の味は、地質又は海水、工場排水、化学薬品等の混入及び藻類等生物の繁殖に起因します。 | ||
基 | 49 | 臭気 |
異常でないこと |
水の臭気は、化学物質による汚染、藻類の繁殖、下水の混入及び地質等に起因します。 | ||
基 | 50 | 色度 |
5 度以下 |
水についている色の程度を示すもので、基準値以下であれば、ほぼ無色な水です。 | ||
基 | 51 | 濁度 |
2 度以下 |
水の濁りの程度を示すもので、基準値以下であれば、ほぼ透明な水です。 |
水道水の安全性の確保に万全を期する見地から、また、より質の高い水道水を目指すために、水質基準に係る検査に準じて監視し、検出状況を把握して水質管理上留意すべき項目です。
番号 | 項目 | 目標値 | 区分 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|
管 | 1 | アンチモン及びその化合物 |
アンチモンの量に関して、 0.02 mg/L 以下 |
無機物質 重金属 |
鉱山排出や工場排水等の混入によって河川水等で検出されることがあります。 |
管 | 2 | ウラン及びその化合物 |
ウランの量に関して、 0.002 mg/L 以下(暫定) |
自然放射性核種の一つで、地核中には0.0003%存在し、井戸水から検出されることがあります。 | |
管 | 3 | ニッケル及びその化合物 |
ニッケルの量に関して、 0.02 mg/L 以下 |
鉱山排水、工場排水等の混入やニッケルメッキからの溶出によって検出されることがあります。 | |
管 | 4 | (削除) |
(削除) |
||
管 | 5 | 1,2-ジクロロエタン |
0.004 mg/L 以下 |
一般有機 化学物質 |
化学合成原料、溶剤、金属の脱脂剤、塗料、ドライクリーニング等に使用され、地下水汚染物質として知られています。 |
管 | 6 | (削除) |
(削除) |
||
管 | 7 | (削除) |
(削除) |
||
管 | 8 | トルエン |
0.4 mg/L 以下 |
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管 | 9 | フタル酸ジ(2-エチルヘキシル) |
0.08 mg/L 以下 |
プラスチック添加剤(可塑剤)等として使用される有機化学物質です。 | |
管 | 10 | 亜塩素酸 |
0.6 mg/L 以下 |
消毒 副生成物 |
原水中の一部の有機物質と消毒剤の塩素が反応して生成されます。 二酸化塩素は、当浄水場で用いる消毒剤では、生成することはありません。 |
管 | 11 | (削除) |
(削除) |
||
管 | 12 | 二酸化塩素 |
0.6 mg/L 以下 |
||
管 | 13 | ジクロロアセトニトリル |
0.01 mg/L 以下(暫定) |
||
管 | 14 | 抱水クロラール |
0.02 mg/L 以下(暫定) |
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管 | 15 | 農薬類 |
検出値と目標値の比の 和として、1 以下 |
農薬 |
水田、野菜畑、果樹畑、芝地、ゴルフ場等で病害虫防除や除草などを目的に使用されます。 目標値が設定されている農薬は115種類です。 |
管 | 16 | 残留塩素 |
1 mg/L 以下 |
におい |
残留塩素とは、水道水中に消毒効果のある状態で残っている塩素のことをいいます。 水道法では、水道水の衛生を確保するため塩素等による消毒を行うことが定められており、同法上、残留塩素が0.1mg/L以上である必要があります。 従って、管理上の濃度は0.1~1mg/Lとなります。 |
管 | 17 |
カルシウム、マグネシウム等 (硬度) |
10 mg/L 以上 100 mg/L 以下 |
味覚 |
基準項目に同じ項目がありますのでそちらをご覧ください(基39)。 ここではさらに厳しい目標値を設定しています。 |
管 | 18 | マンガン及びその化合物 |
マンガンの量に関して、 0.01 mg/L 以下 |
色 |
基準項目に同じ項目がありますのでそちらをご覧ください(基37)。 ここではさらに厳しい目標値を設定しています。 |
管 | 19 | 遊離炭酸 |
20 mg/L 以下 |
味覚 |
水中に溶けている炭酸ガスのことで、水に爽やかな感じを与えますが、多いと刺激が強くなり、水道施設に対して腐食等の障害を生じる原因となります。 |
管 | 20 | 1,1,1-トリクロロエタン |
0.3 mg/L 以下 |
一般有機 化学物質 |
ドライクリーニング、金属洗浄剤等に使用され、地下水汚染物質として知られています。 |
管 | 21 | メチル-t-ブチルエーテル |
0.02 mg/L 以下 |
オクタン価向上剤、アンチノック剤等に使用される有機化学物質です。 | |
管 | 22 | 有機物等(KMnO4消費量) |
3 mg/L 以下 |
味覚 |
有機物等による汚れの度合いを示し、土壌に起因するほか、し尿、下水、工場排水等の混入によっても増加します。水道水中に多いと渋味をつけます。 |
管 | 23 | 臭気強度(TON) |
3 以下 |
におい |
臭気の強さを定量的に表す方法で、水の臭気のほとんどが感知できなくなるまで無臭味水で希釈し、臭気を感じなくなった時の希釈倍数で臭気の強さを示します。 |
管 | 24 | 蒸発残留物 |
30 mg/L 以上 200 mg/L 以下 |
味覚 |
基準項目に同じ項目がありますのでそちらをご覧ください(基40)。 ここではさらに厳しい目標値を設定しています。 |
管 | 25 | 濁度 |
1 度以下 |
濁り |
基準項目に同じ項目がありますのでそちらをご覧ください(基51)。 ここではさらに厳しい目標値を設定しています。 |
管 | 26 | pH値 |
7.5 程度 |
腐食 |
基準項目に同じ項目がありますのでそちらをご覧ください(基47)。 ここではさらに厳しい目標値を設定しています。 |
管 | 27 | 腐食性(ランゲリア指数) |
-1 程度以上とし、 極力 0 に近づける |
水が金属を腐食させる程度を判定する指標で、数値が負の値で絶対値が大きくなるほど水の腐食傾向は強くなります。 | |
管 | 28 | 従属栄養細菌 |
1 mL の検水で 形成される集落数が 2,000 以下(暫定) |
水道施設の清浄度(健全性)を判断するための指標です。 低有機栄養培地を用いて低温で長時間培養したとき培地に集落を形成するすべての細菌をいいます。通常一般細菌と呼ばれている細菌よりも栄養条件のきびしいところで生存している細菌群です。 |
|
管 | 29 | 1,1-ジクロロエチレン |
0.1 mg/L 以下 |
一般有機 化学物質 |
化学合成原料、溶剤、金属の脱脂剤、塗料、ドライクリーニング等に使用され、地下水汚染物質として知られています。 |
管 | 30 | アルミニウム及びその化合物 |
アルミニウムの量に関して、 0.1 mg/L 以下
|
色 |
基準項目に同じ項目がありますのでそちらをご覧ください(基33)。 ここではさらに厳しい目標値を設定しています。 |
管 | 31 | ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA) |
ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)の量の和として0.00005mg/L以下(暫定) |
有機フッ素化合物 |
界面活性剤として泡消火剤等に使用されてきました。自然環境中で分解されにくく、生物への蓄積性や毒性が懸念されていることから、近年国際的な規制対象物質となっております。 |
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