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E-mailでよく寄せられるご質問について、掲載します。
<>内は、質問者
A 年や、季節によって違いますが、ごみの種類は木の葉、枝、プラスチックゴミなどです。
一年間に取り除いたゴミの総量は、平成21年度で0.95トンでした。
一日あたりにすると、約26kgとなります。
A 岩手県や大阪など(日本で3,4か所しかない)砂の質が一定で硬い砂の取れる場所から持ってきます。
A 浄水場ではPAC(パック、水をきれいにする薬)と次亜塩素酸ナトリウムという薬を使っています。
どちらも1か月分の蓄えがありますし、少なくなるとすぐに注文しますから、なくなる事はありません。
A 浄水場に貯めている飲み水の量は4万8千立方メートル(25mプールで約130杯分)あります。
その他に3か所の調整池があり、もし浄水場が停止しても、約6時間水を送る事か出来ます。
A1 石川県の水道用水供給事業で鶴来浄水場では次の薬品を使用しています。
A2 浄水場で使用する薬品のうち、凝集剤であるPACは濁質と反応してアルミニウム化合物を生成しますが、沈澱ろ過の過程でほとんど除去されますので人体に影響を及ぼすことはありません。
また、次亜塩素酸ナトリウム溶液の使用により、石川県の水道用水供給事業の場合、残留塩素濃度を0.2~0.5mg/L前後で供給しておりますが、この程度の濃度で人体に影響を及ぼすことはありません。
A 1 ランゲリア指数について
ランゲリア指数は、水道の指針では-1以上であれば腐食性は少ないとされており、水質管理目標設定項目の目標値として「-1以上とし、極力0に近づける」とされております。
ランゲリア指数を高くするためには、
ご質問の雨水については、その水質がどういうものなのかわからないので具体的なお答えができませんが、水道の場合には、一般的にエアレーションを行って遊離炭酸を除去してpH値を高めるか、アルカリ剤を添加してpH値とアルカリ度を高くすることとなります。
アルカリ剤には、消石灰、ソーダ灰、苛性ソーダなどがあります。消石灰はカルシウム硬度を増し、金属表面に炭酸カルシウムが付着し保護皮膜を形成しますが、ソーダ灰や苛性ソーダにはこの効果はありません。
したがって、腐食防止には消石灰が最も効果的でありますが、炭酸カルシウムの沈澱が析出しないよう注意が必要であり、また、粉末のため取り扱いにくい(特殊な注入機が必要)という欠点があります。
なお、小規模水道では、かき殻(炭酸カルシウムを含有)でろ過するという方法もあるそうです。
A 2 エアレーションについて
エアレーションとは、水と空気を十分に接触させて、水中に含まれるガス状物質を放出させたり、空気中の酸素を取り入れて、水中に含まれる酸化されやすい物質の酸化を促進することです。
具体的な効果としては、
エアレーションの方式には
A 結論を先に申し上げれば、井戸水の場合のこのレベル(0.002mg/L)のヒ素を除くのは、非常に困難です。
井戸水中のヒ素は、水溶性の状態になっているものと思われ、通常の塩素消毒やろ過操作で取り除くことはできません。
石川県の水道用水供給事業の供給水と比べて高めであるとの指摘ですが、県水は、手取川ダム及び手取川の表流水を水源としており、他の濁質成分と一緒に凝集剤(PAC)により凝集沈澱させた上、ろ過池で除去しています。
井戸水では、もともと濁質がほとんどないため、凝集沈澱を行うのは困難であり、個人レベルでは設備の上からも、こういった高度処理は不可能であると思われます。
市町村水道事業で利用している地下水には、このレベルの濃度のヒ素が含まれている所もありますが、基準を大幅に下回っており、問題は起きておりません。
水道の水質基準(ヒ素は0.01mg/L)は、毒性、1日摂取量に安全性を加味して設定されており、これを遥かに下回っている以上、心配には及ばないと考えられます。
なお、ヒ素の毒性はその化学形態によっても違いますが、もっとも毒性の強い亜ヒ酸の致死量が0.1~0.3g、発ガン性は0.2mgを生涯摂取した場合、皮膚ガンの危険性が5%あるという報告があり、参考までに申し添えます。
A 水道では、細菌汚染を防止するため、水道法に基づき消毒剤として塩素を用いています。
水道水中の残留塩素は、消毒効果の面から0.1mg/L以上保持することやおいしさの面から1.0mg/L程度以下を目標とするよう定められています。
残留塩素は、当該水道の配水時間(浄水場から給水栓までの接触時間)、水温、水道水の性状(例えば有機成分や溶存物質等)により塩素消費の度合いが異なるため、一般的には浄水場又は配水池ごとに注入量を調整して給水しています。
石川県の水道用水供給事業では、送水管内の塩素消費を考慮し、浄水池出口で0.45(冬期)~0.55mg/L(夏期)で送水しており、末端供給点となる七尾市能登島須曽地点で0.2mg/L以上保持するよう供給しております。
塩素消毒に関しては、近年、トリハロメタンなど消毒副生成物(塩素と水道水中の有機物とが反応して生成される化学物質)による規制が強化されてきたことから、どの水道事業者も塩素注入量を必要最小限に管理する方向に進んでおり、中でも、給水区域一円の残留塩素の均一化を目的として、浄水場出口での濃度を低くし、配水池や配水途中管路での追加注入する方式を採用するところもあります。
石川県の水道用水供給事業においても、夏期には、浄水場出口の塩素濃度を高くせず、七尾市能登島須曽供給点の残留塩素を確保するため、七尾市和倉地点で追加注入を実施しております。
また、水道水の残留塩素濃度の違いにより肌が荒れるとの問い合わせは初めてでありますが、石川県の水道用水供給事業は金沢市を含めて7市5町に水道用水を供給しており、各受水市町では、これに自己水とを合わせて給水しておりますので、残留塩素濃度は、各市町村水道事業毎に異なります。
このため、とりあえず、使用されている水道事業者(市町村水道主管課)に相談し、残留塩素濃度を確認されることをおすすめします。
さらに、塩素が原因で肌が荒れることに関しては、医学的な見解も必要と思われ、医療機関に問い合わせされることも一方法かと存じます。
なお、当該水道の残留塩素濃度が水道水の安全性確保などの観点から低減できない場合は、ご家庭における残留塩素除去対策として、煮沸(沸かし器)又は塩素除去を目的とした浄水器等を使用する方法があることを申し添えます。
A [原因]
赤茶色の水の主な原因は、給水管に亜鉛メッキ鋼管が使用されているか又は継手などの一部に鋼製の材料が使用されている場合に、露出した鉄面の錆が水の使い始めに赤水となって出てくるためです。
朝の使い始めに赤水が発生し、数分間以内に収まるときは、ほぼ給水管に起因すると考えられますが、赤水が継続するような場合及び隣家でも同様な現象が見られるときは、配水管の布設替え工事による発生や配水管内の錆のほか水道水中に金属分が多量に含まれている疑いがあります。
また、白い水(空気の混入により数秒間放置すると消える場合は除く)や黒い水の原因は、前記と同様にそれぞれ亜鉛やマンガンの溶出が考えられます。
[対策]
着色した水が出るときは、しばらく流してから使用して下さい。放流した水は、植木や庭のまき水など飲用以外に利用して下さい。
配水管や水道水原因と疑われる場合は、水道事業者に相談して下さい。
なお、鉄、亜鉛、マンガン等は人にとって必須元素であり、健康障害については、これら元素により着色した水を極めて多量に飲用したなど特殊な場合を除き、誤って少量飲んでしまったとしても、直ちに有害ということはなく、特に心配はありません。
A 水道水では、水質基準を補完する項目として「水質管理目標設定項目」を定め、27項目について目標値を設定しております。
(ホームページ「水質管理目標設定項目」の解説参照)
また、厚生労働省では、快適水質項目を設定する以前に「おいしい水研究会」を発足し、「おいしい水の水質要件」(蒸発残留物、硬度、遊離炭酸、過マンガン酸カリウム消費量、臭気度、残留塩素、水温の7項目)を発表しております。
おいしい水とは、一般に、ミネラル(硬度)や炭酸ガスが適量に含まれることであり、水をまずくする成分である有機物、残留塩素、ナトリウム、塩素イオンが少なく、臭気物質が含まれていないことが求められます。
石川県の水道用水供給事業による供給水を水質管理目標設定項目27項目で評価した場合、目標値に僅かに適合しないのはランゲリア指数の1項目のみであり、ほぼ快適でおいしい水であると言えます。
なお、ランゲリア指数とは、鋼製を材料とした配水管、給水管などの腐食性の程度を判定する指標でありますが、県水の原水がカルシウムイオンやアルカリ度が低いなどの性状のため、現状ではやむを得ないものであります。
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