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農業の分野においても、他の産業と同じように、国や県の研究機関において日々新しい技術が開発されています。 この新しく開発された技術を、各地域の気象条件や風土に合うように改良・工夫をしながら、農家に普及させていく仕組みを「普及事業」といいます。 現在では、以下の課題についても取り組みを強化しています。
もっと詳しく知りたい方へ(外部リンク)(農林水産省普及事業ホームページ)
普及事業に従事する県の職員を「普及指導員」といい、農業者と接しながら、上記の課題に取り組んでいます。 現在、約90名の普及指導員が、県内の6事務所に分かれて活躍しています。
本県では、農林総合事務所農業振興部と中央普及支援センターが取組んでいる新規就農者など担い手の育成や特色ある農産物のブランド化推進などの普及指導活動に対して、外部有識者、農業者、消費者、中小企業診断士等からの評価や提案を受けることにより、今後の普及指導活動の更なる充実を目指すため、普及事業企画推進会議を開催しています。
近年頻発する大雨や猛暑などの極端な気象変動に負けず、安定した大豆の収量を確保するため、関係機関と連携し、講演会を開催する等、生産者の意欲向上を図りました。衛星センシング技術を活用したかん水支援システムによる畝間かん水などの実施を促し、湿害や高温に負けない大豆栽培を目指して取り組んでいます。
(株)有機センター白山(以下、「有機センター」)は、市内の畜産農家から排出される糞尿の堆肥化と稲WCS(稲の穂と茎葉を丸ごと乳酸発酵させた牛の飼料)の収穫、調整および販売をしています。面積拡大を図るため新たに高性能な機械を導入し、併せて需要の掘り起こしにも取り組む等、構築連携促進を支援しています。
紋平柿は、大玉で滑らかな食感と甘みが特徴の本県在来の渋柿品種で、かほく市で生産される紋平柿を「高松紋平柿」として出荷されています。令和元年からブランド力向上に取り組んだ結果、知名度の向上、贈答用需要が高まり、令和4年に「百万石の極み」に認定されました。地元市場だけでなく、東京への販路開拓も行っています。関係機関と一体となり産地活性化に向けた取り組みを進めています。
被災された農業者が安心して営農継続できるよう現地相談窓口を設置し、相談者に寄り添い補助事業の申請書類の作成支援や、再建に向けたアドバイスを行っています。関係機関と連携し、農業者と一歩ずつ復興に向けて歩みを進めています。
令和6年能登半島地震および奥能登豪雨と度重なる災害により奥能登地区は大きな被害を受けました。県では、営農再開・継続に向けた支援の一環としてボランティア派遣を行っており、多くの方からご支をいただいています。奥能登農林総合事務所では、被災農家の声を聴き、ニーズを把握、ボランティアと調整する等、被災農家に寄り添い、現場での地道な復旧・復興を支援しています。
農機メーカーや全農、JAと連携し、ロボットトラクターや人工衛星データ等のスマート農業技術を活用して大麦生産を行い、スマート農業技術を活用した大麦栽培体系の確立を目指しています。播種にかかる労働力の低減や投下肥料の最適化を図り、生産性や収益性の向上にむけた実証試験に取り組んでいます。
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