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史跡名勝天然記念物(天然記念物)
1本
石川郡尾口村瀬戸イ98番地
尾口村瀬戸区
イチョウは、中国原産のイチョウ科イチョウ属の落葉高木で、針葉樹と同じ裸子植物である。暖温帯から冷温帯下部(南部)にかけて広く植裁され、街路樹や庭木として、あるいは寺社の境内などに多く見受けられる。
尾口村瀬戸地内の国道沿いにある瀬戸神社境内に立つ「瀬戸の夜泣きイチョウ」は、樹高35.0m、幹周9.8mで、県内では七尾市の「伊影山神社のイチョウ」(県指定天然記念物)と並ぶ最大級のイチョウである。樹齢については500年以上と推定される。
「夜泣きイチョウ」の名前の由来は、昔、この樹上に棲みついた天狗が、夜になると時々大きな声で泣いたとの説話によるものである。また、江戸時代の終り頃にできたとされる地元の民謡「おおつえくずし」にも名所の一つとして“瀬戸のいちょの木”と謡われるなど、古くから親しまれてきた。
このイチョウは、手取川上流の標高340mの豪雪地域で500年以上の長い年月をかけ巨木に成長した実例として、学術的にも貴重であり、文化財的価値は高いため、天然記念物に指定し、その保護を図ることが必要である。
尾口村指定天然記念物 昭和47年8月31日
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