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有形文化財(歴史資料)
4,317点
河北郡内灘町字宮坂に455番地
内灘町歴史民俗資料館
内灘町
木谷家は、江戸時代に粟崎湊(河北潟口に近い大野川川岸にある川湊)を中心に活躍した船主であり、嶋崎家、銭屋家らと共に海運業を営む一方で、地元加賀藩を初めとする各地の藩に融資をし、諸藩を経済的に支えていた加賀の豪商である。
木谷藤右衛門家文書は、元文2年(1737)12月18日(一説では元文4年)の火災で焼失し、現存する文書のうち、年代が判明していない文書を除くと、火災以前の文書は元禄10年(1697)と、享保13年(1728)の文書2通で、残りは主に天明期(1781~1788)以降の文書である。
本文書の内容は、調達金関係や商取引関係の文書及び借用証文などが大半を占めており、これらは、木谷家が融資した相手(武家大名、家臣、各地の商家等)や木谷家の経営実態、当時の日本海の海運状況、さらには関係各藩の財政状況を知るうえでも重要な歴史資料である。このため、その文化財的価値は高く、有形文化財に指定し、その保存を図ることが必要である。
なお、これらの文書は、平成10年4月、金沢市粟崎町の角島一治氏(木谷吉次郎氏の遺言により引継いだ角島弥佐松氏の後継)から内灘町に寄贈されたものである。
内灘町指定有形文化財 平成12年9月22日
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