ホーム > 観光・文化・スポーツ > 文化・芸術 > 世界遺産・無形文化遺産 > 「青柏祭の曳山行事」を含む「山・鉾・屋台行事」ユネスコ無形文化遺産の「代表一覧表」に記載
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平成28年12月1日に県内では「奥能登のあえのこと」に続き2例目のユネスコの無形文化遺産として、「青柏祭の曳山行事」を含む「山・鉾・屋台行事」が「代表一覧表」に記載されました。
「無形文化遺産」とは、ユネスコ(国連教育科学文化機関)によって選定される人類全体のための無形の文化であり、芸能(民族音楽・ダンス・劇)、祭礼、伝統工芸技術などを対象としています。生活形態や価値観の変化により、急速に失われつつある現状の危険性から保護することを目的としています。
この制度は、ユネスコで採択された「無形文化遺産保護条約」に基づいて創設されました。
大地主神社に奉納されるでか山
仙対橋に揃ったでか山
七尾市
青柏祭でか山保存会
七尾市袖ヶ江町イ部25番地
風俗慣習
青柏祭は、七尾市の大地主神社の例祭で、5月13日(5月3日)から15日(5日)まで行われる。神饌(しんせん)を青い柏の葉に盛るので祭名となった。でか山とよばれる巨大な曳山を、鍛冶町・府中町・魚町から1基ずつ奉納し、市中がわきたつ。
曳山は、高さ12メートル、車の直径2メートルばかり。ヒラキ山で、扇を末広に開いた形状を呈する。金具を用いず、材木を組立てて縄と藤づるで結束し、むしろで包み幕を張り、横正面に舞台を設けて人形を飾り、松を飾る。
5月8日(4月中旬)に車出しをして組立てを始め、同12日(2日)に人形見、13日(3日)夜から14日(4日)正午までに神社に曳き入れ、祭典後に市内へ曳き出す。同15日(5日)に裏山行事がある。約30トンの巨体を後見役の指揮のもとに、木遣音頭に合わせて住民が曳き、大挺子を用いての方向転換など見事である。
規模の雄大、豪放で素朴、地域の生活に密着し、能登の祭礼行事を代表するものとして重要である。
昭和60年「石川県の文化財」より
( )は現行実施日
・「山・鉾・屋台行事」を構成する国指定重要無形民俗文化財33件(エクセル:16KB)
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