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平成21年9月30日に県内最初のユネスコの無形文化遺産として、「奥能登のあえのこと」が「代表一覧表」に記載されました。
「無形文化遺産」とは、ユネスコ(国連教育科学文化機関)によって選定される人類全体のための無形の文化であり、芸能(民族音楽・ダンス・劇)、祭礼、伝統工芸技術などを対象としています。生活形態や価値観の変化により、急速に失われつつある現状の危険性から保護することを目的としています。
この制度は、ユネスコで採択された「無形文化遺産保護条約」に基づいて創設されました。
田の神に料理を説明し、料理によるもてなしを行う様子
田の神を送り出す様子
輪島市・珠洲市・穴水町・能登町
奥能登のあえのこと保存会
輪島市三井町洲衛10部11番地1(奥能登広域圏事務組合事務局内)
風俗慣習
奥能登のあえのことは、稲の生育と豊作を約束してくれる田の神を祀る儀礼で毎年12月と2月に行われます。
収穫後の12月は、田の神を田から家に迎え入れて、風呂に入れたり、食事を供したりして、収穫を感謝します。そして耕作前の2月になると、再び風呂に入れたり、食事を供したりして、田の神を家から田に送り出して豊作を祈願します。この儀礼は、家の主人が中心となって執り行い、目に見えない田の神があたかもそこに実在するかのようにふるまいます。 稲作に従事してきた日本人の基盤的生活の特色を典型的に示す農耕儀礼です。
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