ホーム > 観光・文化・スポーツ > 文化・芸術 > 世界遺産・無形文化遺産 > 「能登のアマメハギ」を含む「来訪神:仮面・仮装の神々」ユネスコ無形文化遺産の「代表一覧表」に記載
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平成30年11月29日に県内では「奥能登のあえのこと」、「青柏祭の曳山行事」に続き3例目のユネスコの無形文化遺産として、「能登のアマメハギ」を含む「来訪神:仮面・仮装の神々」が「代表一覧表」に記載されました。
「無形文化遺産」とは、ユネスコ(国連教育科学文化機関)によって選定される人類全体のための無形の文化であり、芸能(民族音楽・ダンス・劇)、祭礼、伝統工芸技術などを対象としています。生活形態や価値観の変化により、急速に失われつつある現状の危険性から保護することを目的としています。
この制度は、ユネスコで採択された「無形文化遺産保護条約」に基づいて創設されました。
輪島市輪島崎町 |
輪島市門前町皆月 |
能登町字秋吉 |
輪島市、能登町
能登のアマメハギ・面様年頭保存会
[構成団体]輪島市面様年頭保存会(輪島市輪島崎町・河井町)
門前町アマメハギ保存会(輪島市門前町皆月)
能登町秋吉地区アマメハギ保存会(能登町字秋吉)
風俗慣習
輪島市門前町の皆月地方では、1月6日(1月2日)夜、天狗面などをつけ異様な扮装をした青年が家々を訪れ、お祓い後に子供をおどして怠惰を戒め、家人から餅をもらって辞去する。能登町の秋吉地方でも、2月節分の夜に鬼面の少年が蓑などを着て家々を訪れ、同様の儀礼をする。いずれもアマメハギとよばれる。
このアマメハギと同様のものに、輪島市の輪島崎町の面様年頭がある。1月の14日と20日とに少年が神社の男面・女面をつけて家々を訪れ、お祓いをしてまわる。同市の河井町でも14日に同様の行事をしている。
アマメハギ・面様年頭はいずれも年越しの日に相当する行事であって、年の折り目に神が来臨して祝福を与えるという古い信仰にもとづくものである。行事の内容は細部において相違するが、日本古来の民間信仰の一形態を伝える習俗として重要である。
昭和60年「石川県の文化財」より
( )は現行実施日
・「来訪神:仮面・仮装の神々」を構成する国指定重要無形民俗文化財10件(エクセル:12KB)
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