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山頂部の石垣修理に伴い、昨年度に引き続き石垣の解体調査を行った。その結果、石垣の変形方向や変形量等を確認した。また、石垣背面の盛土中にある石垣が上下2段の石垣であることを確認した。
調査期間 平成22年5月13日~11月30日
調査面積 150平方メートル
・石垣1の主に上段基底部から下段部分を調査し、下段石垣裏込めと上段根石の堆積関係から、上下段の石垣は一連施工の一体構造であることを確認した。
・石垣2の石積みの変形範囲、変形方向(水平・垂直)、変形量等を調査し、出隅部の横ズレ・せり出し・沈下(前倒れ)、入角部のせり出しを確認した。また、基盤盛土の樹木根による撹乱状況を確認した。
・石垣3の根石の位置や基盤層等を調査し、上下2段の石垣であり、上段は根石を含め高さ2.4m、下段は0.9m までを確認した。用材は面割り川原石で、落し積みを多用し、石垣1・2にみられるような左右の合端加工はみられない。
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