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石川県で保育所等給食に携わる方々向けの体系的な対応手引書、「保育所給食の手引」が作成されたのは平成5年のことでした。時代の急速な変化のもとで生活の形態も変わっていきました。平成17年に食育基本法が施行されたのも、時代を反映したものといえます。子ども達の生活、そして育ちの中で、食はどのような意味を持つものなのか、改めて考えることが求められています。
平成30年に改定された「保育所保育指針」や平成27年に施行された「幼保連携型認定こども園教育、保育要領」等においても、健康な生活の基本として、「食を営む力」の育成に向け食育の推進を明記しています。食は、子どもの育ちそのものに関わることとして、保育所等施設全体で取り組むことが求められています。
今回、従来のガイドラインに、平成30年「食育衛生法等の一部を改正する法律」、「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」、「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン(2019年改訂版)」及び「日本人の食事摂取基準(2020年版)」等新しい情報を加えました。
このガイドラインが、すべての職種に共有され、子どもの食と育ちに対する共通認識を育てるものの一助となれば幸いです。令和3年1月
参考様式
調査回答フォーム(施設用)
石川県電子申請システムからご回答ください。
【石川県電子申請システム】
手続名:令和6年度 保育所・認定こども園における食育に関する調査(外部リンク)
調査時期:令和5年12月~令和6年2月
対象施設:県内の保育所及び認定こども園375施設(回収率80.5%)
調査項目:各施設の食育に取り組む体制に関すること、食育計画、食育内容、食物アレルギーの対応等
結果:令和5年度 保育所・認定こども園における食育に関する調査結果(PDF:470KB)
令和5年度 保育所・認定こども園における食育に関する調査 調査項目(PDF:187KB)
食育を実践してみたいと思っている方の最初のステップは、「何のために食育をするのか」を自分の中でしっかり消化することが必要です。「生き生きと生きることを取り戻す食育」「はぐくむ感性を取り戻す食育」「子どもが自信を取り戻して自分を大切に思える食育」という目的をしっかり考えてみましょう。
その次に、「子どもをよく見る」「子どもが成し遂げることを待つ」「子どもが持っている力を信じる」という原則を心に置きましょう。子どもが自分で全部成し遂げたという自己達成感を持つには、大人に信頼を持ってまかされる時です。
それを実践するためには、周到な準備が必要です。子どもに余計な危険を負わせずに済むよう、子どもの発達段階を理解し、よく考え共感するプロセスが大切です。
このガイドブックは、食育のハウツーを伝える目的で作られたものではありません。食育とは何か、考え方の基本をしっかり押さえ、実践の際にどれだけ考えて取り組めるか、ということに重点をおいたワークブックとして活用いただけると幸いです。
平成19年3月
いしかわ食の体験ガイドブック~子どもが輝く、子どもが主役の体験のために~(PDF:20,746KB)
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