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石川県内における北陸電力の火力発電所立地計画は、昭和45年4月、内灘町に『金沢火力発電所』(石油燃料)の建設を申し入れたことに始まりますが、これは立地に至りませんでした。
昭和48年1月、七尾市三室町、鵜浦町の通称トクサ地区に『七尾火力発電所』(石油燃料)の建設を申し入れましたが、地元の合意を得ることが難しく、幾多の経緯を経て、昭和55年6月、七尾市大田町地内に立地地点を変更し、燃料についても、LPガスへの転換を図ることとして、現在の『七尾大田火力発電所』の立地の端緒となりました。
その後、燃料を石炭に再転換し、諸手続を経て、平成3年5月、1号機の建設工事に着手し、平成7年3月17日に運転を開始しています。
また、平成4年2月、2号機の建設申し入れがなされ、その後、電源開発調整審議会の承認、国の工事計画認可等を経て、平成7年3月1日、建設工事に着手し、平成10年7月1日に運転を開始しています。
区分 | 概要 | |
---|---|---|
建設場所 | 七尾市大田町地内 | |
敷地面積 | 発電所敷地約51万平方メートル | |
灰処分場約25万平方メートル | ||
専用桟橋 | 石炭船1バース | |
用役船2バース | ||
貯炭場 | 容量43.5万トン(約40日分) | |
1号機 | 2号機 | |
出力 | 50万kW | 70万kW |
着手(電調審) | 平成 2年7月23日(計画変更承認) | 平成 6年7月15日 |
着工 | 平成 3年5月29日 | 平成 7年3月1日 |
運転開始 | 平成 7年3月17日 | 平成10年7月1日 |
建設費 | 1,950億円 | 1,350億円 |
冷却水 | 海水約22.5立方メートル/秒 | 海水約31.5立方メートル/秒 |
使用燃料 | 石炭 | 石炭 |
年間約112万トン | 年間約155万トン | |
石炭灰発生量 | 約16万トン/年 | 約22万トン/年 |
煙突 | 200メートル | 200メートル |
排水方式 | 表層放水 | 表層放水 |
環境調査の期間 | 昭和63年2月から平成元年1月 | 平成4年6月から平成5年5月 |
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