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更新日:2022年1月13日

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記者会見の要旨 - 令和4年1月13日 -

令和3年度知事記者会見:新型コロナウイルス感染症について

内容

新型コロナウイルス感染の状況についてですね、お話をしたいと思います。

今日の感染者の詳細については、また健康福祉部の方からご説明をいたしたいと思いますけども、本日、約4カ月ぶりの規模となるですね、54人の感染者が確認をされました。このうち、既存の感染者の濃厚接触者が21人、感染経路不明者が現在のところ33人ということであります。

今、調査を進めている最中でございますけれども、感染経路不明者の中身を見ますと、海外渡航歴あるいは県外滞在歴もない方が、現時点で12人確認をされております。

これまでは、年末年始に県外から流入したと考えられる感染者が主でありましたけれども、この状況を見ますと、市中感染の状況が広がってきていると認めざるを得ないわけでございます。

現時点では、モニタリング指標は、レベル1、感染要注意の状況でありますけれども、全国的に、感染力が強いオミクロン株の影響によりまして、感染者がこれまでにない勢いで増加をいたしております。

本県も、オミクロン株の感染者が現在20人、中には市中感染と思われる方も確認されている状況を考えますと、今後、更なる感染者の増加が十分想定されるわけであります。

昨年7月の中旬には、同様に感染者が急増し、2週間後の8月の上旬には、国からまん延防止等重点措置の指定を受ける事態となったところでもございます。今がまさに正念場であろうというふうに思います。

一段とギアを上げまして、危機感を持って、今後の感染者の急増も想定をして、まずは医療提供体制の確保に万全を期すとともに、改めて、県民、事業者の皆様方に、基本的な感染対策の徹底をですね、お願いしたい、このように考えております。

まず、医療提供体制の確保についてであります。運用病床の拡大につきましては、先週の金曜日、フェーズ1の171床から、石川中央・南加賀を中心に増床する、フェーズ2の253床とする判断をさせていただきました。

各病院の準備が整いましたことから、明日からこの体制での運用ということになるわけでありますが、今般の感染拡大を踏まえまして、さらにその先を見据えまして、全県的な、いわば能登を含めての感染拡大時に対応する、フェーズ3の306床に増床するということにいたしました。概ね1週間程度で各病院の準備が整う予定であります。

そして、この増床した病床、さらには宿泊療養施設、自宅療養という感染者の受け皿を効率的に運用し、病床が逼迫しないよう取り組んでいかなければなりません。

これまで最多となる1日120人の新規感染者が継続をしても、症状に応じた適正な療養環境を提供すれば、医療のひっ迫を避けることができるという試算をかつて行ったこともございます。

幸い現在のところ、本県でオミクロン株の陽性が確認された方は、全員が軽症・無症状でありますことから、医療関係者とも連携をして、メディカルチェックセンターを有効活用しながら、軽症や無症状など医師が認める方については、宿泊療養施設や自宅など、症状に応じて適切な療養環境を提供することで、限られた医療資源を重症化リスクの高い感染者に有効活用するなど、この感染拡大をなんとか乗り越えていきたい、こういう思いであります。

次に、県民旅行割の取扱いであります。先月中旬より、富山、福井の両県と連携をして、3県で相互に宿泊旅行の割引を行う、いわゆる隣県割を実施をして、お陰様で、富山県からは約1万1千人、福井県からは約7千人の方にご利用をいただいております。

本日、多くの方の感染が確認されましたが、現在の感染状況はレベル1でありますことから、社会経済活動を制限しなければならない状況にはなっていないものの、現在、富山、福井県においても感染が拡大傾向にございます。県境を跨いだ人流をできるだけ少なくすることが必要であります。

このため、両県とも協議をして、明日14日から、両県民の方からの新規予約を停止をすることにいたしました。当面は、石川県民の皆さん方が利用する県民旅行割については継続をいたしますが、ご利用の際には感染対策を十分講じた上でご利用いただきたいと思います。

次に、ワクチン・検査パッケージなどについてであります。昨日も全国知事会議で申し上げましたが、本県のオミクロン株の感染者の6割がワクチンを2回接種した方であり、ワクチンを2回接種しても安心できないという事態になっているわけであります。

そのため、デルタ株を前提とした現行のワクチン・検査パッケージに基づく行動制限緩和の見直しとともに、3回目のワクチン接種をできるだけ促進するため、全ての国民の3回目接種が概ね終了する7月末頃までの全体のワクチン供給スケジュールを早期に示すことなどを国に求めたところでございます。今後も、機会ある毎に国に申し上げていきたい、このように考えております。

次に、全国各地で過去最高の感染者が確認される日が続いております。これまでも申し上げておりますが、本県でこれ以上の感染拡大を防ぐには、県民、事業者の皆さん方に、意識レベルを一つ上げていただいて、一つ一つの感染対策を積み重ねていただくことが重要であります。特に、1月以降、20歳代以下の若い方の感染が全体の半分を占めております。こうした方には、特に注意をお願いしたいと思います。

具体的には、まん延防止等重点措置が指定された県との不要不急の往来は極力控えていただきたい。その他の感染拡大地域との往来についても、慎重に判断をお願いしたいと思います。仮に、どうしても往来せざるを得ない場合には、用務終了後、速やかにお戻りをいただきたいと思います。

そして、飲食される際には「いしかわ新型コロナ対策認証店」のご利用、そして、事業者の皆さん方には業種別のガイドラインの遵守を、改めてお願いをしたいと思います。

そして、オミクロン株にも、手洗いやマスクの着用、3密の回避、換気など、基本的な感染予防策は有効とされております。全ての県民の皆さん方に、さらなる緊張感を持って、感染対策の徹底をお願いしたい。私の方からは以上でございます。

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