議案説明要旨（平成30年第5回県議会定例会） - 平成30年12月4日 - 企業の競争力強化、人手不足対策について

◎県政の諸課題の進捗状況について

7.企業の競争力強化、人手不足対策について

  企業の競争力強化、人手不足対策として取り組みを進めている、企業の生産性向上につきましては、去る十月に、AI・IoTの導入に向けた技術面での支援拠点となる「いしかわAI・IoT技術支援工房」を、工業試験場内に開設いたしました。また、人材育成面での支援を行う「AI・IoT実践道場」については、これまでに七コースの講座を開催し、いずれも定員を上回る参加があり、企業の関心の高さを実感しております。

  人手不足に対応した、企業の人材確保に対する支援につきましては、県外からのUIターンや学生の県内就職の促進に取り組んでおり、関西圏における常設の相談拠点となる「ILAC大阪」については、明日、大阪事務所内に開設することとしております。今後は、就職支援協定締結大学や関西県人会とも連携して、関西圏に進学している本県出身の学生や、UIターンを希望する本県出身者等に周知を図り、県内企業の人材確保につなげてまいります。

  県内企業の海外展開への支援につきましては、去る十月、(株)北國銀行と共催で、シンガポールにおいて三回目となるビジネス商談会を開催いたしました。商談会では、百八十社の現地バイヤーと県内企業三十一社との間で商談が行われ、本県の魅力ある食品や伝統的工芸品などに高い評価をいただきました。今後とも、こうした取り組みを通じ、海外展開を目指す県内企業の意欲ある取り組みを、しっかりと後押ししてまいります。

以上

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