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次に、その他の県政の諸課題につきまして、進捗状況等をご説明申し上げます。
北陸新幹線の金沢・敦賀間につきましては、去る九月に、県内区間に敷設するレールが、初めて金沢港から陸揚げされました。来年春から敷設作業を開始し、二〇二一年度末までに完了する予定となっております。
人件費や資材価格の高騰により建設費の増加が見込まれる中、開業に遅れが生じることはあってはならないことから、年末の予算編成に向けて、先月の北陸新幹線建設促進同盟会の中央要請及び与党プロジェクトチームのヒアリングにおいて、国費や貸付料など財源の確保や地方負担の軽減、二〇二二年度末までの確実な開業について、政府・与党に対し強く働きかけたところであり、併せて、敦賀・大阪間についても、財源確保の検討を速やかに進めていただくよう要請いたしました。
今後とも、金沢・敦賀間のできる限り早期の完成と必要な予算の確保、並びに敦賀開業の際の関西・中京圏とのアクセスの維持向上を国に働きかけるとともに、二〇三〇年度末の北海道新幹線札幌開業頃までの、大阪までのフル規格による全線整備について、関西圏を含めた沿線地域との連携を密にし、県議会及び関係各位のご支援をいただきながら取り組んでまいる所存であります。
並行在来線対策につきましては、先に開催した福井県知事との懇談会において、県境を跨ぐ利用者の利便性の確保に向け、車両の相互乗り入れの実施と乗継割引制度の導入について、合意したところであります。また、現在、金沢以西延伸後の需要予測調査を行っており、今後、調査結果を踏まえ、来年度に予定するIRいしかわ鉄道の経営や運行に関する基本方針の策定に向けた検討を進めてまいります。
国内誘客につきましては、東北と北陸を結ぶ直通新幹線が、去る十月に、仙台発と金沢発の双方向で運行され、先月には、初めてとなる福島発の直通新幹線が運行されました。いずれの列車も、ほぼ満席の状況となっており、今後とも、実績を積み上げ、JRに対し直通新幹線の継続運行を強く働きかけ、将来の定期便化につなげてまいりたいと考えております。
以上
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