ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 県議会の議案説明要旨 > 議案説明要旨(平成27年第3回県議会定例会) - 平成27年6月9日 - > 議案説明要旨(平成27年第3回県議会定例会) - 平成27年6月9日 - 北陸新幹線について
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県民の四十年来の悲願でありました北陸新幹線金沢開業から三カ月近くが経過いたしました。新幹線開業後初めてとなるゴールデンウィーク期間中の観光客の入り込みは、昨年に比べて、兼六園が約二倍、金沢城公園が約三倍となったほか、県内の主要温泉地や観光施設についても、金沢はもとより、加賀や能登においても昨年を大きく上回ったところであり、県下全域で開業効果がみられたところであります。
去る四月十一日には、安倍総理が北陸新幹線を利用して来県され、本県の伝統的工芸品をふんだんに活用した金沢駅をはじめ県内各地を視察されたところであり、開業効果を実感していただいたものと考えております。
北陸新幹線は、観光誘客はもとより移住・定住人口の拡大、さらには企業誘致など幅広い分野で本県の発展に資するものであり、開業効果を最大限引き出し、県下全域に波及させるとともに、その効果を持続・発展させていくため、最善を尽くしてまいります。
本年一月に三年間の工期短縮が決定した金沢・敦賀間につきましては、鉄道・運輸機構において用地測量が進められているところであります。本県としても、四月から新幹線用地対策室の職員を大幅に増員したところであり、鉄道・運輸機構や地元市町と連携し、速やかな用地取得に向けて、万全を期してまいります。今後、事業の進捗状況を踏まえつつ、地元市町とともに、さらなる増員についても検討してまいります。
また、福井駅の先行開業については、与党において、夏までに結論を得るべく、技術上の課題等について検討が進められているところであり、しっかりと議論を深めていただきたいと考えております。
今後とも、金沢・敦賀間のできる限り早期の完成と必要な予算の確保を国に働きかけるとともに、大阪までのフル規格による早期全線整備について、関西圏を含めた沿線地域との連携を密にし、県議会及び関係各位のご支援をいただきながら、取り組んでまいる所存であります。
以上
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