ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 県議会の議案説明要旨 > 議案説明要旨(平成25年第3回県議会定例会) - 平成25年9月10日 - > 議案説明要旨(平成25年第3回県議会定例会) - 平成25年9月10日 - 「魅力ある産業としての農林水産業づくり」について
ここから本文です。
第五は、「魅力ある産業としての農林水産業づくり」についてであります。
過疎化・高齢化の進行により担い手不足が深刻化している里山の農業については、去る六月、(株)小松製作所と「農業に関する包括連携協定」を締結し、その再生に向けたプロジェクトに取り組んでいるところであります。まずは、生産現場におけるデータの収集や分析を行い、その成果を製造業の生産管理ノウハウを導入した「農業版生産管理マニュアル」として取りまとめ、収益性の向上を図るとともに、新たな農業人材の育成に活かしていきたいと考えており、こうした取り組みが里山の農業再生へつながっていくものと期待しております。
海女漁につきましては、古来から日本及び韓国のみで行われている漁法であり、自然と共生する里海の文化として、世界農業遺産である「能登の里山里海」においても重要な地域資源とされております。近年、海女の人数は、全国的には大きく減少しておりますが、本県では減少することなく、三重県に次いで全国第二位となる二百人近い方々が漁に従事されており、こうした海女の方々が、引き続き、誇りと生きがいを持って漁に従事し、将来の担い手を育成・確保していくことができるよう、三重県とも連携しながら海女文化の継承や活性化に取り組むことといたしました。将来の国指定重要無形民俗文化財を目指し、まずは、輪島市と連携して海女文化に関する基礎調査を実施してまいります。
以上
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください