ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 県議会の議案説明要旨 > 議案説明要旨(平成25年第4回県議会定例会) - 平成25年11月29日 - > 議案説明要旨(平成25年第4回県議会定例会) - 平成25年11月29日 - 新たな産業振興指針及び次世代産業の創造について
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新たな産業振興指針につきましては、今月一日に開催した第二回の産業成長戦略検討委員会において、本県の基幹四業種である機械・繊維・食品・ITに加え、業種を横断する課題である国際展開及び人材をテーマとする六つの部会での議論を踏まえ、新製品開発による新規需要の創出や国際展開の拡大など、七つの方向性を決定したところであります。今後、この方向性を踏まえ、指針のより具体的な内容について、さらに議論を深めていただき、本県の成長戦略にふさわしい振興指針を策定したいと考えております。
次世代産業の創造につきましては、炭素繊維の分野を中心に、ファンドの創設や研究開発拠点の整備、研究者の招へいなどに取り組んでまいりました。本年三月には、炭素繊維をベースとする革新複合材料の研究開発に係る本県の産学官連携の取り組みが国の大型プロジェクトに採択され、植物由来で環境性能に優れ、低コストで多様な用途に活用できる新素材の研究開発拠点が県内に整備されているところであります。
さらに、先般、この施設を拠点とする革新複合材料の研究開発が国の大型プロジェクトに採択され、平成二十五年度から三十三年度までの九年間で約八十億円の財政支援を受けられることとなりました。今後、県外大学とも連携を進めるとともに、さらに多くの企業の参画を得て研究開発を加速させ、炭素繊維分野が将来の本県産業を支える裾野の広い次世代産業として、大きく育っていくことを期待しているところであります。
こうした中、来月二日、国の成長戦略である「日本再興戦略」で位置付けられた、いわゆる地方版産業競争力会議として、北陸三県の知事、産業界や金融機関等の代表者からなる北陸産業競争力協議会を開催することといたしました。今後、協議会での議論を通じて地域の生の声を取りまとめ、国と地方が一体となって効果的な施策を講じていくことにより、本県産業の発展につなげてまいりたいと考えております。
以上
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