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次に、その他の県政の諸課題につきまして、進捗状況等をご説明申し上げます。
北陸新幹線につきましては、来年度末までの金沢開業に向け、順調に工事が進められており、金沢・敦賀間については用地取得に向けた諸準備が進められております。
今後とも、金沢開業はもとより、金沢・敦賀間のできる限り早期の完成に向け、必要な予算の確保を国に働きかけるとともに、大阪までのフル規格による早期全線整備について、関西圏を含めた沿線地域との連携を密にし、県議会及び関係各位のご支援をいただきながら、取り組んでまいる所存であります。
先般、JR西日本とJR東日本から、金沢開業時における新幹線の運行体系と列車名が発表され、東京・金沢間の速達タイプが「かがやき」、停車タイプが「はくたか」、富山・金沢間のシャトルタイプが「つるぎ」と決定されました。いずれも北陸本線の列車名として県民が慣れ親しんできた名称であり、北陸新幹線にふさわしいものと考えております。今回の決定で金沢開業に向けた気運がさらに高まることを期待するとともに、引き続き、開業に向けた取り組みに万全を期してまいります。
並行在来線につきましては、県民の皆様のマイレール意識を醸成するとともに、利便性を向上させ、利活用を促進するため、今月二十六日、県や市町、経済団体等からなる「IRいしかわ鉄道利用促進協議会」を設置し、来年度早々の取りまとめに向けて利活用促進策の検討を進めるなど、開業準備をさらに加速してまいります。
北陸新幹線金沢開業に向けた戦略的なPRの展開につきましては、本年度を「新幹線開業PR戦略実行プラン」の実行元年と位置付け、首都圏における認知度の向上に向け、戦略的な取り組みを、鋭意進めているところであります。
先月二十七日には、東京・日本橋で開催された大規模イベントにおいて、首都圏在住の本県ゆかりの方々にご協力をいただき、能登キリコの練り歩きを行うとともに、本県の特色ある食と物産の魅力をアピールしたほか、東京駅周辺においてオーケストラ・アンサンブル金沢による開業PRコンサートを開催するなど、首都圏において金沢開業と石川の魅力を広く情報発信いたしました。また、マスコットキャラクター「ひゃくまんさん」についても、これらのイベントにおいて首都圏でお披露目し、本県が全国に誇る伝統工芸をイメージさせる豪華絢爛な姿が大きな人気を呼んだところであり、今後、開業PRにおいて大いに活躍することを期待しております。
また、先月からホームページ上に「新幹線開業カウントダウン時計」を設置し、金沢開業に向けた県民からのメッセージを発信しているほか、企業や団体の有志で「いしかわ新幹線部」を結成し、開業に向けた取り組みを発信するなど、多くの県民の参加を得て、官民挙げて金沢開業に向けた気運の醸成を図っているところであります。
金沢駅の観光情報センターにつきましては、今月二十日、県と市町、観光関連団体などからなる検討会を立ち上げ、金沢開業後の利用者増への対応と、金沢はもとより本県全体の玄関口としてのサービス向上に向け、検討を開始いたしました。現在、金沢駅内に分散している関連施設を統合し、観光客の方々の多様なニーズにワンストップで応えるとともに、金沢開業効果を全県に波及させる広域観光の拠点にふさわしい施設となるよう、機能を強化したいと考えております。
また、今年七月、長野県との知事懇談会を初めて開催し、北陸新幹線金沢開業を見据え、両県を巡る広域周遊観光コースの策定などについて合意したほか、富山、岐阜、福井の各県知事とも順次懇談し、金沢開業に向け、一層連携を密にして国内外からの誘客に取り組むことなどに合意したところであります。
白山スーパー林道につきましては、先月三十一日、本県と岐阜県に加え、地元関係者などからなる協議会を立ち上げ、本県と岐阜県を結ぶ観光道路にふさわしい、親しみやすい新たな愛称を来年夏までに決定するとともに、具体の利用促進策を取りまとめることといたしました。また、広域観光をさらに促進するため、通行料金の引き下げを検討することで岐阜県と合意したところであり、北陸新幹線金沢開業を見据え、鋭意、検討を進めてまいります。
以上
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