議案説明要旨（平成24年第2回県議会定例会） - 平成24年6月12日 - 原子力発電所の安全確保について

◎ 原子力発電所の安全確保について

原子力発電所の安全確保につきましては、北陸電力(株)は、志賀原子力発電所二号機に引き続き、一号機についても安全性に関する総合評価、いわゆるストレステストの一次評価の結果を国に報告し、現在、国の審査を受けているところであり、県としては、国に対して、厳格な評価と確認を行うよう、強く求めているところであります。また、北陸電力(株)に対しても、地元の理解を得ながら各種の安全対策に全社を挙げて取り組むよう、重ねて強く求めてまいる所存であります。

今月八日、野田総理は、福井県の要請に応えて記者会見を行い、大飯原子力発電所について、一年以上の時間をかけ専門家による知見を積み重ねて安全を確認したとした上で、我が国の経済社会情勢を踏まえ、大局的な見地から、国民の生活を守るため再稼働すべきとの判断を明確に示されました。これを受け、福井県知事は、総理の発言を重く受け止めるとし、現在、判断プロセスを進めているところであります。

もとより原子力発電所の運転には、安全確保とエネルギー政策に一元的に権限を有する国としての責任ある対応が必要であり、福井県の対応を含め、今後の推移を注視してまいりたいと考えております。 

以上

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