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更新日:2012年6月15日

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議案説明要旨(平成24年第2回県議会定例会) - 平成24年6月12日 - 「交流が盛んな特色ある地域づくり」について

主な施策の取り組み状況について

    さて、今年度の当初予算につきましては、県民の多様なニーズと本県を取り巻く様々な経済社会情勢の変化への的確な対応を念頭に、本県の新たな発展の機会である北陸新幹線の金沢開業に向けた施策をはじめ、県民生活の安全・安心の確保、経済・雇用対策に、特に意を用いて編成いたしました。現在、その執行に全力を挙げて取り組んでいるところであり、以下、当初議会以降の進展を中心に、その主なものについてご説明申し上げます。

1.「交流が盛んな特色ある地域づくり」について

第一は、「交流が盛んな特色ある地域づくり」についてであります。

北陸新幹線につきましては、金沢・敦賀間の新規着工に向けた、いわゆる五条件が全て満たされ、今後、国による一日も早い認可が待たれるところであります。

これに関して、敦賀開業時点における利便性向上のための暫定措置として、国においてフリーゲージトレインの導入が検討されておりますが、北陸新幹線は東海道新幹線の代替補完機能を果たす路線として、フル規格による全線整備を大前提として建設が進められているものであり、先般も、これを一日でも早く実現するため、沿線県の知事等と歩調を合わせ、国等に対する要請を行ってきたところであります。

金沢・敦賀間の認可まであと一歩という段階に至ることができたのも、県内全線開通に向けて、永年にわたり、県民が声を一つにして、粘り強く取り組みを積み重ねてきた賜であると考えております。

今後とも、関西圏を含めた沿線地域との連携を密にし、県議会及び関係各位のご支援をいただきながら、金沢・敦賀間の一日も早い認可と大阪までのフル規格による早期全線整備の実現に向け、全力で取り組んでまいる所存であります。

北陸新幹線金沢開業に向けた戦略的なPRの展開につきましては、先月十一日、県内各界各層からなる「新幹線開業PR戦略実行委員会」を新たに立ち上げ、キャッチコピーを「いしかわ百万石物語」に決定すると同時に、今後、首都圏や沿線地域からの誘客対策に、官民挙げて全力で取り組んでいくことを確認したところであります。まずは、昨年度に取りまとめた素案をもとに、PR戦略実行プランの年度内策定に向け、関係者の皆様と一致協力して取り組んでまいりたいと考えております。

こうした中、北陸新幹線金沢開業を見据え、誘致に取り組んでまいりました「地域伝統芸能全国フェスティバル」については、来年十月に本県で開催されることが決定いたしました。本県の個性豊かな伝統芸能に加え、魅力ある観光資源を全国に発信し、金沢開業後の誘客につなげてまいりたいと考えております。

金沢城公園につきましては、北陸新幹線金沢開業までの金沢城三御門の完成と玉泉院丸跡の暫定供用を目指し、鋭意整備を進めているところでありますが、今月三十日には、橋爪門の起工式を執り行うとともに、河北門と同様、工事に使用する壁板や瓦について寄進を募ることとし、県民参加による城づくりを進めてまいります。

来年四月から無料化する能登有料道路につきましては、北陸新幹線の金沢開業効果を県内全域に波及させる交流基盤の一つとして、更なる利用促進を図るため新しい愛称を全国から公募し、四千七百通余のご応募をいただいたところであります。無料化までに観光地図やカーナビ等に反映されるよう、九月にも新しい愛称を決定し、これを活用したPRにしっかりと取り組んでまいります。

また、並行在来線につきましては、経営主体となる第三セクターの設立に向け、企画振興部に第三セクター設立準備室を設置したところであり、早ければ八月の新会社設立に向け、来月には発起人会を開催し、準備を加速させてまいります。第三セクターの経営については、先般、経営計画でお示ししたとおり、依然として厳しいものと見込まれることから、引き続き、国やJR西日本に対し、積極的な支援と協力を求めてまいります。

小松空港につきましては、昨年度、近年の航空業界の変化や北陸新幹線金沢開業などを踏まえたアクションプランを取りまとめ、空港の活性化や利便性の向上に取り組むこととしたところでありますが、北陸新幹線の金沢以西延伸や更なる国際化の進展などの情勢の変化を踏まえ、先月十日、有識者による「小松空港活性化委員会」を新たに設置し、更なる活性化方策について、検討を進めていくことといたしました。

また、北陸新幹線金沢開業も見据え、羽田空港での乗継利用の促進による航空需要の更なる掘り起こしが重要であることから、地方空港の活性化に取り組む全国の空港所在自治体に呼び掛け、「航空乗継利用促進協議会(仮称)」を本年夏までに立ち上げるべく準備を進めているところであり、引き続き、航空会社等とも連携し、こうした取り組みを通じて乗継制度の周知と利用促進を図ってまいりたいと考えております。

今後とも、議員各位をはじめ小松基地並びに空港周辺住民の皆様方のご理解とご協力をいただきながら、日本海側の拠点空港としての発展に向け、着実に取り組んでまいります。

能登空港につきましては、開港九年目の搭乗率が、震災の影響があった昨年を除き、過去最低という大変厳しい状況にあります。このため、現在、能登の里山里海の魅力を活かした旅行商品の造成を支援するなど首都圏からの利用の回復を図るとともに、地元利用の拡大に向け、経済団体や地域の各種団体に働きかけるなど、利用促進に全力を挙げているところであり、引き続き、市町や関係団体と一体となって、利用者の更なる上積みに懸命に取り組んでまいります。

江蘇省との友好交流合意十五周年を記念した一昨年の中国訪問において、新たに学術交流に取り組むことといたしましたが、このたび、県立大学と江南大学との間で交流の合意に至りました。今月二十日に協定を締結し、両大学が成果を挙げている食品工学や発酵分野で、ワークショップの開催、教員や学生の交流、共同研究等の具体の事業を実施することとしており、江蘇省との友好親善と学術交流の深化につながるものと期待しております。

以上

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所属課:知事室秘書課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1221

ファクス番号:076-225-1222

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