ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 県議会の議案説明要旨 > 県議会の議案説明要旨 - 平成19年9月10日 - > 県議会の議案説明要旨 - 平成19年9月10日 - 5 安全でうるおい豊かな環境づくりについて
ここから本文です。
第五は、「安全でうるおい豊かな環境づくり」についてであります。
能登半島地震を踏まえた本県の防災対策の充実強化につきましては、石川県防災会議の下に設置した「震災対策専門委員会」において、初動対応や応急復旧対応の検証を行うこととしており、先月、第一回目の会議を開催したところであります。
今回の地震で救援や応急復旧に携わっていただいた各分野の方々のご意見を伺いながら、年度内を目処に、今後必要な対策をとりまとめ、地域防災計画に反映させるなど、県民の安全・安心の確保に万全を期してまいる所存であります。
また、今般、防災行政無線のデジタル化に合わせ、消防防災ヘリコプターに衛星電話を導入することといたしました。従来の無線での通信に比べ、より広範囲に、かつ一般の電話回線との通信が可能となることから、災害発生時の対応に加え、救急患者の搬送や山岳救助の場面でも、より機動的かつ迅速な対応が可能となるものであります。
昨年七月の梅雨前線豪雨により、甚大な浸水被害を受けた加賀市片山津地区については、抜本的な浸水対策について地元と協議を重ねた結果、湖岸堤防を築造することで地元関係者の同意が得られ、事業の前提となる整備計画を策定したところであります。併せて、事業実施に向けた事前調査や堤防の概略設計を行い、国に早期の事業採択を要望してまいりましたが、今般、早期に治水効果が発現できる箇所について、国の補助事業として、前倒しで採択される見込みとなったことから、所要の予算を計上しております。
地球温暖化問題につきましては、予想される影響の大きさや深刻さから見て人類の生存基盤に関わる重要な問題であることは、世界の共通認識となってきております。
本県におきましても、温暖化防止に向けた取り組みを積極的に進めており、その一環として、本日から一週間、家庭や事業所で省エネ・省資源活動を実践していただく「県民エコライフ大作戦」を展開することにより、一人ひとりの節電やゴミの減量化などの努力が温暖化防止に直結するという意識の醸成や普及を図ってまいりたいと考えております。
また、自動車学校と連携し、県内三カ所で「エコドライブ教室」を開催するほか、環境に配慮した事業者の裾野を広げるため、中小事業者が比較的容易に取り組むことができ、環境面での社会的評価を得られる仕組みとして「いしかわ事業者版環境ISO」登録制度の指針策定を進めているところであります。
夕日寺健民自然園につきましては、里山保全活動の拠点として、茅葺き民家の移築をはじめとした整備を進めてまいりましたが、来月に供用開始することとしております。今後、里山保全に関する情報提供や各種団体の交流の場として活用するほか、いしかわ自然学校による魅力ある様々な体験プログラムを提供してまいる所存であります。
以上
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
同じ分類から探す