ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 県議会の議案説明要旨 > 県議会の議案説明要旨 - 平成19年9月10日 - > 県議会の議案説明要旨 - 平成19年9月10日 - 2 個性を活かした文化と学術の地域づくりについて
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第二は、「個性を活かした文化と学術の地域づくり」についてであります。
金沢城公園につきましては、第二期整備計画に基づき、金沢城三御門の整備をはじめ、「いもり堀」の段階復元、石垣の修築などの整備を計画的に進めることとしております。このうち、三御門の一つであり実質的な正門である「河北門」については、平成二十二年春の完成を目指し、工事の着手に向けた準備を整えたところであります。
これらの復元事業は、文化遺産の価値を育むとともに、永く後世に引き継ぐ新たな文化資産の創造を図るものであると考えており、事業の実施にあたっては、多くの方々に復元事業への理解を深めていただくため、「県民参加による城づくり推進事業」を実施することとしております。
具体的には、広く県民や観光客の方々が参加できる工事見学会や復元作業のボランティア体験などに加え、中心となるイベントとして、今般、河北門の復元工事の着手に合わせ、復元工事に使用する壁板や海鼠塀の平瓦に記名していただく寄進事業を開始することといたしました。
工事の実施と併せて、県民参加型の事業を進めることにより、本県の歴史・文化・伝統を継承する象徴に相応しい金沢城の復元整備に取り組んでまいる所存であります。
兼六園周辺の文化施設につきましては、賑わいの創出を図るため、来月一日から八日間にわたり、人間国宝の狂言師による特別公演をはじめとした兼六園周辺文化の森ミュージアムウィークを開催することとしております。
県立美術館につきましては、来年秋のリニューアルオープンに向けた工事に着手することから、来年九月まで休館することとなりますが、休館中も県民の皆様方に所蔵品を鑑賞していただくため、歴史博物館での展覧会や県内各地での出前講座などを実施いたします。また、石川近代文学館につきましては、来年春のリニューアルオープンに向け、来月から、展示の刷新やバリアフリー化等の整備に着手することとしております。
県庁跡地につきましては、現在、旧県庁舎本館北側部分の解体工事を進めており、年度内には解体を終える予定であり、平成二十二年の南ブロック供用開始に向け、着実に整備を進めてまいります。
「景観総合条例(仮称)」につきましては、これまで二回開催した条例検討委員会において、条例の枠組みや盛り込むべき県全域にわたる景観施策などについて、ご審議をいただいております。今後、委員会における審議や住民説明会、パブリックコメント等も踏まえ、来年当初議会への条例案の提出を目指し、具体的な検討を進めていくこととしております。
以上
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