ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 県議会の議案説明要旨 > 県議会の議案説明要旨 - 平成19年2月22日 - > 県議会の議案説明要旨 - 平成19年2月22日 - 7 未来を拓く心豊かな人づくりについて
ここから本文です。
第七は、「未来を拓く心豊かな人づくり」についてであります。
はじめに、昨年、いじめにより子どもたちがその命を自ら絶つという、あってはならない事件が、全国で相次いで発生いたしました。大変痛ましいことであり、深刻なことと受け止めております。子どもたちには、一つしかない命の尊さ、善悪のけじめ、助け合い、人を思いやる心の大切さなどをしっかりと教えることが重要であります。
このため、スクールカウンセラーや教育相談員等を増員し、子どもたちの悩みを聞き、相談を受ける体制を整えるほか、全ての公立学校で、児童会・生徒会によるいじめ防止のための自主的な取り組みを実施し、子どもたち自身の正義感やいじめを許さないという態度を育むこととしております。
また、昨年末に改正された教育基本法を踏まえ、学校教育や家庭教育、社会教育が互いの役割と責任を自覚し、相互の連携・協力に努めながら、心身ともに健康な子どもの育成に取り組んでまいりたいと考えております。
特に、学校教育につきましては、新たに「学校教育活性化推進室」を設置し、現在、学力向上教育改革推進会議において協議いただいている高等学校の再編整備を含む県立学校活性化策や学力向上策の具現化、更には「石川の学校教育振興ビジョン」の改定等に取り組むこととしております。
県立学校の整備につきましては、これまで計画的に改築を進めてきた七尾高校の体育館の整備、金沢錦丘高校の校舎や寺井高校の体育館の改築、小松工業高校、県立工業高校の耐震補強工事を進めるほか、老朽化が著しい金沢商業高校の校舎等の改築に向けた基本構想を策定することとしております。
また、県立養護学校と県立明和養護学校を統合し、肢体不自由と知的障害の双方に対応する「県央南部総合養護学校(仮称)」の設置を進めるための基本設計に着手するほか、県立総合養護学校については、平成二十年四月の知的障害部門の開校に向け、知的障害棟や体育館の整備を進めてまいります。
総合スポーツセンター(仮称)につきましては、スポーツ振興の中核的拠点施設として、平成二十年春の開館に向け整備に努めており、また、屋内相撲場についても、来年度建設に着手し、同じく平成二十年春の開館を目指すこととしております。
先般、白山市の小学校において、校長による児童への極めて遺憾な行為がありました。深くお詫び申し上げますとともに、こうしたことが二度と起こらないよう、信頼の回復に努めてまいる所存であります。
以上
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
同じ分類から探す