県議会の議案説明要旨 - 平成15年2月24日 - 6 いしかわからの情報発信

◎  主な施策の概要について

6 いしかわからの情報発信

第六はいしかわからの情報発信についてであります。

県外からの観光客のみならず県民の皆様方からも広く親しまれている兼六園については、本年四月より「県民観賞の日」に土曜日を追加して県民に無料開放することとしたほか、新たに金沢城と兼六園の四季折々の魅力を再発見するイベントを企画するなど、その魅力向上を図ることとしております。また、本県の風格ある歴史と重厚な文化を象徴する金沢城については、金沢城研究調査室に城郭建築等の専門スタッフを新たに増員するなど、調査研究体制を一層充実させることといたしました。また、将来の乾櫓等の復元の可能性を探るため調査検討を引き続き行うとともに、いもり堀の埋蔵文化財調査を実施し、県民共有の歴史財産として、更なる磨きをかけることといたしております。

さて、「加賀百万石博」は、好評のうちに去る一月五日に閉幕いたしました。期間中には県民の皆様方の温かいご支援とご協力をいただき、当初の目標を大きく上回る百五十六万人余の方々をお迎えすることができ、加賀百万石の歴史と文化、風格ある金沢城の佇まいを堪能していただいたものと確信いたしております。今後は、この効果を持続させるため、「加賀百万石誘客キャンペーン」を実施することとしており、「時間つづる加賀百万石の旅」をテーマに、本県固有の観光素材を積極的に発信するほか、「本物」の奥深さを味わえるモニターツアーの実施など、市町村、関係機関とも一体となり、一層の誘客促進に取り組んでまいりたいと考えております。

また、本年は日中平和友好条約締結二十五周年にあたることから、中国の江蘇省より記念訪問団の派遣要請があり、六月に県議会、友好提携市町村、関係団体の方々とともに訪問団を組織し、訪問することとしております。その際、南京市における環境教育シンポジウムの開催や、上海市での旅行客誘致プロモーションも予定しており、新たな交流の拡大を図るとともに観光誘客を関係機関に要請したいと考えております。

 

以上

●目次に戻る ●前へ戻る ●次へ進む