ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 県議会の議案説明要旨 > 県議会の議案説明要旨 - 平成11年9月22日 - > 県議会の議案説明要旨 - 平成11年9月22日 - 3 介護保険制度の円滑な導入に向けた対応について
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第三は、介護保険制度の円滑な導入に向けた対応であります。
人は年老いていくものですが、余生を住みなれた地域や家庭で穏やかに過ごしたいとの思いはだれしもの願いであります。しかし、介護を担う家族の方々の肉体的、精神的負担は非常に厳しいものがあります。来年四月より導入される介護保険制度は、行政が先頭に立って現在の保健・福祉・医療サービスを介護サービスとして再構築し、総合的に提供することにより、高齢者を社会全体で支えようというものであります。
まず、制度あって介護なしとならないよう、在宅、施設両面にわたるバランスのとれた介護サービス基盤の充実を図ることが重要であり、これまで老人保健福祉計画に基づき着実に基盤整備を進めた結果、本年度中には計画目標をほぼ達成できる見込みとなりました。平成十二年度以降については、高齢者介護の需要を踏まえながら本年度中に策定する介護保険事業支援計画において新たな整備目標を定め、これに基づき基盤整備を進めてまいることとしております。
とりわけホームヘルパーにつきましては、今後の在宅サービスの柱であることから、その養成強化を図ることといたしております。また、来月から市町村が実施する要介護認定につきましても、公正かつ的確に実施されるよう、その支援に万全を期してまいりたいと考えております。
さらに、本県独自に取り組んだ介護支援専門員の先行配置により顕在化した諸課題を踏まえ、利用者本位の介護サービス計画が作成されるよう、介護支援専門員に対する実践能力の強化を図ることとしております。また、利用者が適切にサービスメニューを選択できるよう情報提供のあり方についても検討を進めてまいります。
あわせて、去る七月一日、介護保険事業の共同化を目的に発足した白山ろくの広域連合に対しては、その積極的な意義を認め、介護保険事業計画の策定及び情報管理システムの構築に助成することといたしております。
痴呆性高齢者や障害者の方々に福祉サービスの利用を援助する地域福祉権利擁護事業につきましても、来月から実施いたします。
以上
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