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近年、冬期風浪等による侵食で砂浜が狭くなっており、海岸保全の重要性が高まっています。このため、中能登土木総合事務所では、管内の押水羽咋海岸(千里浜海岸)(羽咋市、宝達志水町)及び増穂浦海岸(志賀町)において、人工リーフや養浜工等による侵食対策を進めています。
千里浜海岸は、羽咋市と宝達志水町に位置し、日本で唯一、世界でも珍しい、車で走行できる砂浜海岸であり、「千里浜なぎさドライブウェイ」として、後世に残すべき貴重な観光資源です。
しかし、近年、侵食により砂浜幅が狭くなってきていることから、その保全が極めて重要となっています。
平成23年5月には、「千里浜再生プロジェクト委員会」を設置し、ハード·ソフト両面から検討を行っています。
ハード対策として、これまでの局所的な陸上からの養浜に加え、人工リーフの設置や砂の海上投入を行っています。
ソフト対策として、県と地元が協力し、企業・団体からの協賛を得ながら「千の浜守人(ハーモニー)」や「千の輝き」などのイベントに加え、マスメディアの活用や大都市圏でのPR活動に取り組んでいます。また、子どもの頃から海岸保全の意識を育んでもらうため、千里浜の歴史やプロジェクトの取組等について学習する「千里浜海岸ものしり教室」を開催しています。
【事業概要】
事業箇所:羽咋郡宝達志水町今浜~羽咋市島出町 地先
工事内容:①陸上養浜(昭和59年度~)
②人工リーフ(今浜地区N=2基、羽咋地区N=2基)(平成21年度~令和4年度)
③海上投入(平成24年度~)
事業年度:平成21年度~
図 - 位置図
図 - 人工リーフの整備(平成21年~令和4年)
▲砂の採取 ▲砂の投入
写真 - 海上投入の実施状況(平成24年度~)
▲「千の輝き」 ▲「千里浜海岸ものしり教室」
写真 - ソフト対策実施状況
増穂浦海岸は、志賀町に位置し、桜貝など多くの貝殻が打ち寄せる白砂青松の砂浜海岸であり、伝統行事・冨木八朔祭りの舞台にもなっている能登の主要な観光地となっています。
しかし、近年、砂浜の侵食が著しく進み、緊急輸送道路である国道249号にも影響を及ぼす恐れがあるなど、地域の安全・安心を確保する上でも、侵食防止対策を早期に進める必要があることから、令和元年度から新たに事業着手し、人工リーフの整備を進めています。
事業年度:令和元年度~
図 - 位置図
写真 - 海岸保全施設の被災(平成27年12月)
図 - 人工リーフの整備(令和元年~)
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