ホーム > 連絡先一覧 > 教育委員会文化財課・文化遺産活用推進室 > 重要文化財「加賀郡牓示札」、県指定文化財「野々江本江寺遺跡出土品」等の令和3年度秋季公開について
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石川県教育委員会では、重要文化財「加賀郡牓示札」と県指定文化財「野々江本江寺遺跡出土品」、、秋季公開を行います。
また、これに合わせ、特別公開として保存処理が完了した「柄付き鉄製鉇」の実物を展示します。
入館料は無料で、事前申込み不要で観覧できます。
(1)平安時代のお触れ書きといえる「加賀郡牓示札」は、古代国家の農業奨励政策や命令伝達方法を具体的に知ることができる貴重な
資料で、日本の古代史においても学術的価値が高いものです。 嘉祥(かしょう)年間(848から851)に加賀郡役所から出された文書を、
丁寧に削られたヒノキの板に書き写したもので、端正な楷書が349文字判読できます。 平成12年に津幡町加茂遺跡から出土し、平成
22年6月に重要文化財に指定されました。また、加茂遺跡は平成27年3月に国指定史跡となりました。
(2)珠洲市「野々江本江寺遺跡出土品」は、大型の木製板碑と木製笠塔婆の2種類計4点があり、板碑はヒノキ、笠塔婆はアスナロで
つくられています。 これまで『餓鬼草子』などの絵画でしかみられなかった平安時代の木製塔婆類が実際に出土したもので、全国的
にも稀有な例です。 平安時代以降の墓地や葬送のあり方を知るための貴重な資料で、平成26年1月に県指定有形文化財に指定され
ました。
弥生時代中期前半(約2300 年前)に使用されていたままの状態で出土した「柄付き鉄製鉇」は、柄が完存する弥生時代の鉇としては、
国内初出土で、最古の資料です。 平成29(2017)年度に小松市八日市地方遺跡から出土しました。
「加賀郡牓示札」 、「柄付き鉄製鉇」 2021年10月1日(金曜日)から10月17日(日曜日)
「野々江本江寺遺跡出土品」 2021年10月1日(金曜日)から11月3日(水曜日・祝日)
石川県埋蔵文化財センター 展示室(金沢市中戸町18番地1)
【開館時間】9時から17時(入館は16時30分まで)
石川県教育委員会・(公財)石川県埋蔵文化財センター
石川県埋蔵文化財センター 普及啓発担当
電話:076-229-4477
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